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ドグラ・マグラ 下

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041366042
ISBN 10 : 4041366046
Format
Books
Publisher
Release Date
May/1983
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

昭和十年一月、書き下ろし自費出版。狂人の書いた推理小説という異常な状況設定の中に著者の思想、知識を集大成し、「日本一幻魔怪奇の本格探偵小説」とうたわれた、歴史的一大奇書。

Customer Reviews

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 小栗虫太郎の「黒死館殺人事件」と並び称...

投稿日:2009/11/25 (水)

 小栗虫太郎の「黒死館殺人事件」と並び称される日本ミステリー界の奇書。  あの横溝正史が久々に読み始めたら頭がおかしくなりそうになったという。奇抜な文章構成、舞台構成、他の作家と一線を画すスタンスによる設定。ある意味文学の極北に位置する異端中の異端文学。

白塗りのサル さん | 神奈川県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mitei

    ついに読み終わったけど不思議な読後感だった。なんとなく分かったような分からないような真相が他にありそうなないような。また挑んでみたいがこれ以上の感想もないような気がした。こういう感覚を本で味わうのも面白いな。夢幻の世界を彷徨っているのは中々辛いなと思った。

  • ソルティ

    おもしろいんだが、回りくどい。真実が分かった、と思うとまた謎に変わる、二転三転するミステリーや探偵小説とも言える。読みにくく頭に入ってこない箇所もあるのに地の文は分かりやすくストーリーは追える。構成の仕方が目新しく斬新。「私」=呉一郎、じゃなきゃいいと願ってたけど真相不明でもしやループする?!先生たち私利私欲が過ぎる。呉家気の毒。呉で精神科?と思ったらやっぱモデルは呉秀三。「「男ってものは、偉ければ偉いほど嘘を吐く」って母はよくそう言っておりましたが、大方、父のことを恨んでそう言ったのでしょう(赤面)。」

  • 旅するランナー

    たたりじゃ〜、姪の浜のたたりじゃ〜。日本の怪奇·推理·空想小説を総括したような。谷崎潤一郎·江戸川乱歩·横溝正史小説を解説するような。それでいて、結局はぐらかせされ、放り出され、突き放されるよな。間違いなく一大奇書。胎児は人類進化の夢を見て、心理も遺伝するわけです。この本を読むものは一度は精神に異常きたすと伝えられるらしいけど、人類みな精神異常で、自分も少なからず異常だということに気づかされるということなのかもしれません。

  • kaizen@名古屋de朝活読書会

    とても不思議なものがたりだった。著者によると「5回読んだら5回共に読後の気持ちが変わることを請け負います」。1回目、よくわからず意味つかめず。2回目、男性の患者の視点。3回目、若林医師の視点。4回目正木医師の視点。5回目、事情がわかって全体を眺める。なるほど、よくできたものがたり。医療、精神科、思い込み、錯誤、暗示、虚偽、妄想などなど、軸がどこにあるのかはまだ掴めていない。発見角川2013。

  • 麦ちゃんの下僕

    オーディオブック+文庫本。『東西ミステリーベスト100』1985年版&2012年版共にトップ10入りを果たしているだけあって、やはりスゴい作品ですね!下巻に入って俄然ミステリー度が高まりますが…いま展開されている話は“真実”なのかそれとも“虚構”なのか、終始眩惑されっぱなしで…大きな“謎”の答えは単純明快なはずなのに、どんどん訳がわからなくなってしまいます(苦笑) 精神病患者であり記憶喪失状態である語り手の「私」同様、常に不安や恐怖に苛まれ続ける中での特殊な“読書体験”…興味と覚悟のある方のみどうぞ(笑)

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