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エリート教育 近代ヨーロッパの探究

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784623032822
ISBN 10 : 4623032825
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2001
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

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  • ゲオルギオ・ハーン

    19世紀前後の英仏独露の高等教育と大学についてそれぞれ専門の学者が執筆した一冊。昔ながらの古典教育と産業発展の中心となった自然科学を限られた時間でどのように学習させるかという点が悩みどころであり、国の産業を発展させるためには自然科学を中心とした理系科目に時間を割く必要があるが、従来のエリート階級の価値観や規律を維持するには古典科目を中心とした文系科目が重要になる。それに対する対応は国ごとに特色が出ており、従来のエリート階級の価値観の優位を出したいフランスは自然科学よりも古典が上位とした動きが興味深かった。

  • 晴天

    社会の指導層を養成するエリート教育について、主に中等教育を中心に比較考察する。貴族など旧来指導層と期待された層と教育歴を持つ層とが徐々に乖離してメリトクラシーに推移する様は国によって異なり、後発のロシアが特に学生の多様性が高いことが興味深い。ラテン語ギリシア語といった古典教育の重視は、同じ教育歴を持つ人間同士の共有経験となり紐帯となり同時に排他性ともなるが、「役に立たない」「実学を」という反感も古くからあり、それに対する抵抗も根強い。そうした様相は、人文科学や教養に対する今日に至るせめぎ合いを思わせる。

  •  本の紙魚

    近代ヨーロッパの高等・大学教育についてまとめた一冊。統計データを用いて、それぞれの章を日本の大学教育者たちがまとめている。それなりに発見はあるが、読み物としては正直あまり面白くない…大学の授業で資料として使われる感じ。古典教育が重視されていたり、ラテン語・ギリシア語などの重要性は、現在でもヨーロッパの知識層にラテン語知識が教養としてあることからも納得。日本の大学教育も以前は教養重視だったが、今は大衆化によって実学主義に押されている。そもそも日本の大学生は(東大も含めて)この本の言うエリートではないけれど。

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