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Bibliomystery III

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784799316207
ISBN 10 : 4799316206
Format
Books
Release Date
December/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ある夜、バージャー氏は列車に飛び込むアンナ・カレーニナにそっくりの女を目撃する。彼が女を追いかけたどり着いたのは、不思議な図書館だった。本好きなら一度は夢見るファンタジー(『カクストン私設図書館』)。ヤーコブ・ヴァイセンは、雨の中オークション会場へ向かっていた。彼の人生を決定づけた「亡霊たちの書」をその目で見るために。自らの嘘に振り回された男の人生には、ある皮肉な結末が待っている(『亡霊たちの書』)。古書店で働くモンティは、店主の留守中に、古い巻物を見つける。その日から、次々と集まる不気味な者たち。次第に彼の命まで脅かされる…。モンティは逃げ延びることができるのか!?(『巻物』)

【著者紹介】
杉江松恋 : 書評家/ライター。1968年東京都生まれ。慶應義大学卒業。ミステリや文芸書を中心に書評を行う。また、映画や漫画のノベライズやトークイベントの主催なども行っており、幅広いジャンルで活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • うまる

    ビブリオミステリ10篇、3/3冊目。史実を混ぜたサスペンスで面白かったです。全3冊読んで面白い順は V>U>>>Tかな。『カクストン私設図書室』列車に飛び込む女性を目撃した所からこんな展開になる事に驚きました。本好きならやってみたい事が満載でとても楽しかったです。ラストも素敵。『亡霊たちの書』ちょっとした嘘で後々やっべ〜っていう事はあると思うんですけど、それが老人になるまで付いて回るのが結構怖い。皮肉に満ちた結末が好き。『巻物』これは読む人が読んだらホラーに当たるのかも。著者の他の作品も読みたいです。

  • 棕櫚木庵

    最初の「カクストン私設図書館」が面白かった.浜辺で貝殻を拾っているロビンソン・クルーソーっていいなぁ.小説の結末を書き直す男.『アンナ・カレーニナ』,『テス』,『マクベス』,『二都物語』,『キャスターブリッジの市長』,『ジュード』.やっぱりハーディが多い.スーと駆け落ちしてイーストボーンで幸せに暮らすジュード.涙が出そうになった.二人に「不倫」を吹っ飛ばす力があったら・・・.あとの2篇は意外と印象に残らなかった.なお,これは第3巻.第1巻,第2巻はどういうわけか食指が動かない.

  • ROOM 237

    本にまつわるゴシックミステリ3本立て、これはもう本好き&海外怪奇幻想好きにはめちゃくちゃおすすめです!マイベストはジョンコナリーさん「カクストン図書館」。電車に飛び込んだはずの美女を見失った男が夢野久作「空を飛ぶパラソル」を思わせる出だしで、美女を追っていたはずの男はいつしか古めかしい図書館へ…といったファンタジックゴシックミステリ。イギリス文学でお馴染みの人物たちをこういった形で出してくれるなんて…きゅーん♡夢があっていいなあ、自分もこの図書館に迷い込みたい🎩📚

  • ハルバル

    本にまつわるミステリーアンソロジーだがこの巻はどちらかといえば幻想的な傾向が強い。「カクストン私設図書館」は小説内の有名登場人物の集う図書館の話。魅力的な図書館といい、孤独な主人公が司書の役割を引き継ぐ感動的な終わり方といい古典文学がたくさん登場することも含めてとてもいい話なんだが…。いくら内容や結末が不満だからって自分の好きなように改竄しちゃいかんでしょうが!しかもそれが少し肯定的に扱われてるのが自分には納得いかなかった。これだと少し削った結果が現実の「アンナ・カレーニナ」になるわけだけど。作家は怒るよ

  • サトゥルヌスを喰らう吾輩

    ビブリオミステリーのアンソロジーです。〈本にまつわる奇妙な話〉という帯文が気になって手に取ったところ、一遍目が「では物語を始めよう。」というかっこいい書き出しでつい一行目惚れ(?)し、そして最後まで面白かったのでした。むふふ。住みたくなるような幻想的な図書館が出てくる物語が大好きというニッチな趣味も満たされてほくほくです。全体的に、岸本佐知子さんの翻訳アンソロジーに入ってそうな味わいでした。これはシリーズ3冊目のようなので、残り2冊も読んでみたいです。

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