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建築家なしの建築

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784306051843
ISBN 10 : 4306051846
Format
Books
Publisher
Release Date
January/1984
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Nishiumi

    原始の建築は衣服との境界が曖昧って面白いな。確かに、衣服はミニマルなシェルターでもある。内容を短くまとめてしまうと、土着建築は多様性に溢れてて風景とも調和して最高!っていう本なのだけど、それを裏付けるモノクロ写真のインパクトが凄い。特に鳩のフンの熟成装置になっている泥のタワー(肥料になったら貯金箱のように壊して中身を取り出す)、バッド・ギアと呼ばれるパキスタンの空調設備、キャラバンサライのポコポコしたボールト天井が印象に残った。ロッジアやアーケードなど、ありふれた空間も海外のものだと新鮮に映る。

  • meg

    面白い!面白い!すごい本だ。ありそうなのに類を見ない本。写真も豊富。 読むことにより当たり前の景色が空がうつくしく感じさせる。すばらしい読書体験だ。 建築も勉強してみよう。

  • nbhd

    ▼ことし建築本を読むようになって初めて覚えた言葉“ヴァナキュラー”、直訳すると方言とかお国言葉で、建築用語としては「風土的」といったことを意味する。で、この本は元祖ヴァナキュラー建築本とされている(1964年初版)。▼歌舞伎町や北千住もそうだけど、わりとあのグチャっとした感じの街並みが心地よくて感動したりする感性というのがあって、昔からそういう感覚はあったのだろうけど、ようやく本の主題になったのが64年。発見としてはわりと新しい。ちなみに、赤瀬川原平による 『超芸術トマソン』は1987年。

  • roughfractus02

    衣服同様に人間の身体を包む建築という著者の位相的な建築観は、機能を主張するモダニズム建築が蔓延する現代にも19世紀の古典主義的な建築も超え、自然発生的な古代の穴居、ロジア、樹上住居、ファザード、竹・葦製の家に遡る。建築家が作る建築には古代から形も動きも変わらない身体行為が作る生活が欠如しているとし、雰囲気を放つ場所としての建築を歴史的に繙いていく本書は、従来の建築史を「権力と富の記念碑を築いた建築家たちの紳士録」として批判し、無名の巨匠たる住民全てが作ってきた共同性を帯びる芸術としての建築を現代に問う。

  • ねっしー

    [B+]建築の古典的な参考書です。編み込まれた王宮や地下に彫り込んだ都市など改めて調べてみたいと思いました。ただ、導入部にあるようにヴァナキュラー研究の最初の成果をさらった程度の内容です。より深い洞察を示し、多色刷りの綺麗な写真を載せた参考書がいくらでもある昨今、この本に必読書とまで言わせる魅力があるとは思えません。名著かどうかは時代によって変わると思うのですがね。同著者の日本やイタリアへの旅行記は当時を知る手掛かりにも読んでみたい。当時といえば、書かれたのは冷戦時代…そりゃあ資料の水準も低くて当然だよ。

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