このハゲ頭には訳がある・・・。曲良し。声良し。録音メンバー良し。・・・ＬＰ２枚（日本盤：米盤）、ＣＤ１枚（仏盤）をもっておるのじゃ。・・・本物のうたがある。

一家に一枚（４枚組）のＢＯＸＳＥＴなのである。急ぐべし。

予想以上にリマスタリングが素晴らしい。名盤の数々が、音圧も十分に蘇る。デモトラック集も粒揃いの内容。楽曲は年代順ではなく、テーマ別にコンパイルされており、ここは各自の好みが分かれるところ。11月リリース前後には、フランス・ワーナーのHPで本人のコメント入り映像他も楽しめた。迷いは禁物。入手できるうちにマルチバイも活用してどうぞ。20数年前に、３rdが世界初CD化されたのもフランスのマイナー・レーベルでした。

ＡＯＲと問われれば、Bill　LaBountyのアルバムを聴かせればよろし。 ハゲ頭のジャケが超カッコイイ「Bill　LaBounty / Same」はLPで日本盤（プールのジャケ）と輸入盤（ハゲ頭）・CD輸入盤（ハゲ頭）と何度も買ってるヨ。 「恋のゆくえ：The Right Direction」も勿論、味のある歌声とサウンドが溢れ出しているのだ。

　90年代の Bill Labounty の渾身の１枚を dreamsville records が実に丁寧にリイシューした、廉価かつ真面目な仕事のディスクです。 　ホチキスを使わない織り込みのインナーには、やわらかいタッチのイラストが描かれていて、金澤さんの熱のこもった解説と、しっかりとした対訳が付けられています。 　その昔、パイド・パイパー・ハウスの長門さんプロデュースのＦＭ番組（企画もの）で、オープニングに使われていた「Mr.O」のインストゥルメンタル版に再会できたのも、個人的には大きな収穫でした。

ビル・ラバウンティが帰ってきた。ＡＯＲ系では、一番好きなヴォーカリストだ。サウンドもコンポージングもまずますのテイスト。懐かしい時間が帰ってきた。そして、今日も美味いワインが飲めるのだ。

良かったです。落ち着いた音。適度に年を重ねた声。まとまりのいいバックもしっとり聞かせてくれました。しかし、もはやAORではないのは、結局Rデュプリーやボズと同じでしょうか。あー思い切りAORらしいAORが聞きたいなと。DSニクラウスやRケネディの媚びた音の現代版が聞きたいです。でもこのアルバム作品としては最高ですよ！高品質で上質。若い方にぜひおすすめします。

ビルは僕をAOR好きにした張本人の一人です。夕暮れにFMからlivin’ it upが流れてくると、自分が男前になった様な気がしてました。このアルバムも小品ながらいつもの出過ぎない作りがビルらしくていいです。僕の持ってるのはボートラ入ってない音の悪いCDですけど。ビルの（AOR全体のかな）マンネリズムを愛する人間にとって、ビルのアルバムが悪い訳はないのです。頼むからジャズのスタンダード集とか出さないでねと。ちなみに、なぜ彼のCDは再発と廃盤を繰り返すのでしょうか？ジャケットいじられる事も多いし。それだけ前から不思議でした。

アメリカではとっくに忘れ去られてしまったような音楽が、日本では今でも大切に聴き続けられている。いい国だ。

’78作｢This night won’t last forever｣・’79作｢Rain in my heart｣・名盤’82作｢B.LaBounty｣のメジャーデビュー３枚のアルバムからのベスト版。｢B.LaBounty｣以前の彼を知りたい方におススメ。全16曲62分，時間もお値段も申し分なし。表裏ともステキなジャケットを眺めながら，ＡＯＲの王道に浸れます。こんなステキなＣＤが手に入るなんて，日本に生まれて良かった。日本コロンビアさん・ cool soundの中田さん，本当にありがとうございます！