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Mass: Nezet-seguin / Philadelphia O Westminster Symphonic Cho Etc

Bernstein, Leonard (1918-1990)

User Review :4.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
4835009
Number of Discs
:
1
Format
:
CD
Other
:
Import

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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輸入元によると「CDになることも珍しい作品...

投稿日:2018/05/03 (木)

輸入元によると「CDになることも珍しい作品」というが、このような特殊な作品において、作曲家自演、映像作品を合わせて6種目のリリースであるから、むしろ商品に恵まれているくらいだ。しかし今回も、自演盤を差し置いて選ぶだけの物とは言えない。DGが「作品全集」を標榜するボックスを作るにあたって新録音を採用したかったのは理解できるし、もちろんいい曲のいい演奏だが、この演奏がこれまでの商品に対して差別化できる要素は少ない。 特に自演盤に出会って40年余、100回と言わず聞いてきた耳には、タイミングから音色から完全にその音が染み付いている。そこに新たな感銘を与えるインパクトがこの演奏にあるわけではないのだ。 曲については今更評価する言葉が思い浮かばない。この時代に作曲者が強く意識していた「信仰の危機」をシリアスミュージックで訴えたのが「カディッシュ」なら、より大衆的な表現に委ねたのがこの「ミサ」と言えば、作品の性格は伝わるだろうか。 ところで、この曲の日本語タイトルは「ミサ曲」が定番だが、もともとシアターピースであること、つまり舞台公演のタイトルであることを考慮すると、単に「ミサ」と呼んだ方がいいのではないか。さらに言えば、敢えて英語で命名された「Mass」には、その他諸々の含意が、いわば掛言葉で含まれているように思う。45年前ならいざ知らず、英語の受容力が高い現代なら素直に「Mass」でいいのではないか。 この録音に期待するのは、作曲家の意図した音響効果を再現するため、今後マルチチャンネルでリリースされる可能性だ。しかしそれも、別の期待には遠く叶わない。その期待は、もともと4チャンネルで製作され、SQレコードや4チャンネルテープで発売されていた作曲家の自演音源がマルチチャンネルで発売されることだ。もちろん、生の公演体験は別格だが。

kuzu2001 さん | 東京都 | 不明

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