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La Sonnambula: Votto / Teatro Alla Scala Callas Votto N.monti 1957

Bellini (1801-1835)

User Review :4.5
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
SBT21417
Number of Discs
:
2
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

マリア・カラス/『夢遊病の女』
ミラノ・スカラ座〜エジンバラ音楽祭における記念碑的公演の登場!

“奇蹟のカラス”──最上のアミーナが聴ける!!ウォルター・レッグの私的所有音源に基づく、超ハイ・クオリティな音質! 秘蔵写真がふんだんに使用されたアート・ワークもうれしい、カラス・ファン必携の注目盤!!
 マリア・カラスは、1950年にレナータ・テバルディの代役としてオペラの殿堂『スカラ座』の初舞台を飾りますが、本契約を結ぶ1951年まで以後の出演を拒否してきました。その間、1951年のフィレンツェ5月音楽祭において、『シチリア島の夕べの祈り』(指揮:E.クライバー SBT2 1416)が大成功を博します。そして同じ演目で同年スカラ座のオープニングをセンセーショナルなデビューで飾ります。
 以来、カラスは栄光の道を辿りますが、その中で注目されるのは、映画監督であり演出家でもあったルキノ・ヴィスコンティと組んで、忘れ去られていた“ベルカント・オペラ”が復活上演されたことです。スポンティーニの『ヴェスタの巫女』やドニゼッティの『アンナ・ボレーナ』、そしてベッリーニの『夢遊病の女』などです。
 『夢遊病の女』をカラスが初めて歌ったのは、1955年のスカラ座(指揮は、なんとバーンスタイン)。このオペラを歌うよう薦めたのはヴィスコンティだといわれていますが、カラスにとってアミーナ役を歌うことは、これまで『ノルマ』や『マクベス』などで歌ってきたドラマティック・ソプラノからの少々冒険を伴う転身でもありました。
 1957年の3月2日から20日にかけて、ミラノ・スカラ座に於いて、ヴィスコンティ演出、マリア・カラス主演、アントニーノ・ヴォットー指揮により『夢遊病の女』が上演されて大好評を博します(併行して3月3日〜9日にかけてEMIでセッション録音)。カラスはこの公演の後、『トゥーランドット』や『マノン・レスコー』のレコーディングや他の公演で多忙を極めたために体調を崩し、エジンバラ音楽祭への参加が危ぶまれますが、結局、カラスは8月19日、21日、26日、29日の4日間だけ、『夢遊病の女』に出演し、比類なきパフォーマンスでイギリスの聴衆や評論家を圧倒しました。
 今回リリースされる演奏は、2日目の8月21日に行われたライヴ録音です。音源は、EMIのプロデューサーであったウォルター・レッグが私的に録音していたもので、未亡人である歌手のシュヴァルツコップが所蔵してたものを許可を得て使用しています。
 私的な録音とはいえ、極めてクォリティの高い音源となっており、当時のイギリスの聴衆や評論家に、“比類なき声”“完璧な歌唱”と強烈な印象を残したカラスの歌声と臨場感豊かな舞台の雰囲気がよく伝わってきます。
 カラスが遺した『夢遊病の女』の録音は、スタジオ盤を始め、1955年スカラ座ライヴ、エジンバラの公演に先立って7月4,6日に行われたケルン・ライヴなど、いくつかの録音がありますが、今回のライヴがカラスの最絶頂期を記録した録音といえます。

・ベッリーニ:歌劇『夢遊病の女』全曲
 マリア・カラス(S)
 ニコラ・モンティ(T)
 ニコラ・ザッカリア(Bs)
 エディット・マルテッリ(S)
 フィオレンツァ・コッソット(Ms)、他
 ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
 指揮:アントニーノ・ヴォットー

 録音時期:1957年8月21日(モノラル)
 録音場所:キングス・シアター、エジンバラ(ライヴ)

Track List   

Disc   1

  • 01. ベルリーニ:歌劇「夢遊病の女」(全曲)

Disc   2

  • 01. ベルリーニ:歌劇「夢遊病の女」(全曲)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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4.5

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カラスのベルカントは特別だ。極めて高い技...

投稿日:2011/08/11 (木)

カラスのベルカントは特別だ。極めて高い技巧に、深い感情や高い音楽性が伴っていて、大変素晴らしい。また声での演技力も群を抜いている。 カラスは本来とてもドラマティックな声も持っているが(ドランマティコ・ダジリタ)、アミーナを演じるにあたってここではソフトな声も多用しており、最高のアミーナを聴くことができる。 エルヴィーノ役のモンティも大変好演。ロドルフォ他のキャストも粒ぞろいだ。テレーザはコソット。 ヴォットーの指揮はゆったりめのテンポで、歌手をよく歌わせ引き立てている。

静流 さん | 福岡県 | 不明

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カラスの素晴らしさは勿論ですが、スカラ座...

投稿日:2009/06/17 (水)

カラスの素晴らしさは勿論ですが、スカラ座の引っ越し公演ライブの雰囲気も好ましいと思います。

ss さん | 山形県 | 不明

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