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クラウゼヴィッツの「正しい読み方」 「戦争論」入門

Beatrice Heuser

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784829507032
ISBN 10 : 4829507039
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

『戦争論』解釈に一石を投じた話題の入門書。戦略論の古典的名著の誤まった読まれ方を徹底検証、正しい読み方のポイントを教える。21世紀の国際情勢理解に役立つクラウゼヴィッツの読み方とは?

目次 : 第1章 クラウゼヴィッツの生涯と『戦争論』の誕生/ 第2章 観念主義者のクラウゼヴィッツvs現実主義者のクラウゼヴィッツ/ 第3章 政治、三位一体、政軍関係/ 第4章 数字の先にあるもの―天才、士気、戦力の集中、意志、そして摩擦/ 第5章 防御・攻撃論、殲滅戦、そして総力戦/ 第6章 クラウゼヴィッツのさらなる応用―コーベットと海洋戦、毛沢東とゲリラ/ 第7章 核時代のクラウゼヴィッツ/ 第8章 二一世紀におけるクラウゼヴィッツの有効性

【著者紹介】
ベアトリス・ホイザー : 英国レディング大学政治・国際関係学科教授。専門は戦略論や欧州の安全保障体制など。フランスのランス大学で教鞭をとった後に英国ロンドン大学キングス・カレッジの戦争学科で長年教授を務める。ポツダム大学やドイツ国防大学などで教授を歴任した後に現職。オックスフォード大学で博士号(D.Phil)を修了。1961年タイ生まれのドイツ系イギリス人

奥山真司 : 1972年生まれ。カナダのブリティッシュ・コロンビア大学卒業後、英国レディング大学大学院で博士号(PhD)を取得。戦略学博士。国際地政学研究所上席研究員、青山学院大学非常勤講師

中谷寛士 : 1988年生まれ。英国バーミンガム大学大学院で修士(MA)取得。現在、英国レディング大学大学院博士候補(ベアトリス・ホイザー教授に師事)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • masabi

    【概要】クラウゼヴィッツ「戦争論」の解説書。【感想】「戦争論」は難解で誤読され続けた。その理由として、未完で終わり、筆者自身観念主義と現実主義の葛藤を解決できなかったことによる。にもかかわらず、二度の世界大戦、冷戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争とその時代の戦争をどう解釈するかにクラウゼヴィッツは参照され、議論の基本となる概念を提示した。戦争とは何かを追求した抽象的な書のため、時代を超えて読まれる古典となり、現代でも有用とされる。

  • 八八

    積読していた本をようやく読了した。クラウゼヴィッツの著作『戦争論』は現在でも軍事や国家指導を担う人間、国際関係史や軍事史を研究する人間に読まれ賞賛される書籍である。しかし、『戦争論』は深遠な哲学に裏打ちされ且つ未完の書籍であり、さらに、クラウゼヴィッツ自身が書き換えを試み、死後に手を加えられている難解なものである。この『クラウゼヴィッツの正しい読み方』はその難解な書物がどの様に今まで解釈されてきたかを批判的に参照しながら解説している。論の核となるのは2人のクラウゼヴィッツの存在である。是非、一読を進める。

  • てっき

    原典からして難解&苦行でしかない戦争論を、後世の人間たちが如何に(自身に)都合よく解釈してきたのか、そしてその解釈がなぜ生まれたのか、という点を『観念主義者としてのくらい』『現実主義者としてのクラウゼヴィッツ』という二つの側面から考察した本。 途中何度も挫折しかけたが、最後の1章までくると、一挙にピースがはまり、これが“クラウゼヴィッツの研究のアプローチに関する考察”であると認識できた。(合ってるかは知りません。) また、クラウゼヴィッツの戦争論が如何にそして、どういった観点で偉大であるのかが体感できる。

  • ScorpionsUFOMSG

    戦争論<クラウゼヴィッツ>という名の女神と限定戦争、紛争、テロ  書評『クラウゼヴィッツの「正しい読み方」』 http://bit.ly/2pd8NiW #本が好き 戦争論という名の女神 女神の狂信者 女神を従えさせたくば #クラウゼヴィッツ #シリア #北朝鮮 #戦争

  • さいごの砦

    クラウゼウィッツの戦争論の解説書。 戦争論が多くの誤解を招く原因をクラウゼウィッツの葛藤による未完成であるためとし、歴史上での戦争論についての論争を紹介している。その上で、クラウゼウィッツを全て当てはまると神聖視することに警告しつつも、現代に未だ有用であると結論づけている。 論争紹介は多くの軍人、学者の紹介が専門的すぎるため、入門としつつも理解が困難である。 しかしながら、欧米の大学では、国際関係学、戦略学のテキストとして有名であり日本人の戦争論に対する無知を感じた。

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