CD

Bellissio Spendore: La Cacciabellissio Spendore-early 17th C Music Brussels Court: La Caccia

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
MRIC241
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD

Product Description

音楽都市ブリュッセル

ブリュッセルが、王侯貴族の力でいちばん栄えていた頃…
あっというまに旅情と時間旅行にいざなう、管楽器たちの妙なるサウンド!

Ricercarはとにかく起用するアーティストの質が一貫して高く、加えて企画センスがこれまた周到。このアルバムは、オランダ独立に取り残された“南ネーデルラント”つまり現在のベルギーが、ハプスブルク&スペイン系の君主であるアルブレヒト&イザベラ両大公の支配下にあったころの音楽を集めたもの。16世紀のこの地域は、政治体勢はともかく、出版業は栄えるわ楽器製作はさかんだわ画家は次々名匠が輩出するわで、文化的にはヨーロッパきってのホットゾーンでした。なのに当時の音楽は細かい曲が多く、あまり知られていませんでした。その空白を埋めるべく幾多のアルバムが企画されていますが、演奏の質・内容ともに万人に理解されるような優良盤はなかなかありません。
 そのなかで、統率のとれた異種鮮やかなルネサンス金管合奏に鍵盤曲などが興をそえるこのRicercar盤が成功しているのは、5分前後の11トラックだけにしぼり、作曲家をベルギー内外からうまく有名・無名の人物を集めて(強いローカル色と国際趣味のバランスがとれています)“イタリア人の作品を出版し、英国の亡命者を受け入れ、国際的に活躍したネーデルラント楽派晩期の名匠たちを生み、北方初期バロックの系譜との関連も匂わせる”1600年頃のブリュッセルの横顔を、みごと描き果せているためでしょう。選曲・曲順がとにかく巧く、飽きずに聴き続けさせ、長いトラックにうまく集中させてくれます(このあたりは、演奏陣ラ・カッチャの卓越した腕前ゆえ)。ジャケットは当時の絵画の一部ですが、その面子にあわせた編成で演奏に臨んでいるのも心憎いところ。古楽を知らずとも『なんとなく旅気分・昔っぽさ』に浸れ、古楽ファンなら演奏の巧さと企画力に舌鼓を打つべき逸品。(マーキュリー)

・きみの衣装を着てみよう
(アンドレアス・ペフェルナーヘ 1543〜91)
・アヴェ・グラティア
(コルネリス・フェルドンク 1563〜1625)
・リコーダーとバスのための2声のシンフォニア
(ニコラウス・ア・ケンピス 1600頃〜76)
・パドゥアーナとガイヤール
・バレット3様『海の精』『勝ち誇る愛神』『恋する男』
(ジョヴァンニ・ガストルディ 1550頃〜1622)
・ルーカ・マレンツィオのマドリガーレ『ティルシは死のうと思った』による鍵盤曲
  (ピーター・フィリップス 1560〜1628)
・おお十字架よ(オルランドゥス・ラッスス 1532〜94)
・6声のパヴァーン=パッサメッツォ(ピーター・フィリップス)
・舞曲2様『馬たちのブランル、スコットランドのブランル』『道化師たち』
(トワノ・アルボー記譜/ピエール・ファレーズ版)
・アニュス・デイ(ヘリ・ド・ヘルセム 1573〜1630)
・パヴァーナとサルタレッロ(ジョヴァンニ・カヴァッチオ 1556〜1626)

 アンサンブル・ラ・カッチャ(古楽器使用)
 総指揮:パトリック・デーネッケル

Track List   

  • 01. 音楽都市ブリュッセル〜管楽器のための作品集

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