Joyce In Songs: Bartczak(Br)Bromboszcz(P)

歌の中のジョイス

20世紀の最も重要な作家のひとりと評価されるアイルランド出身の小説家、詩人ジェイムズ・ジョイス。彼は音楽にも強い関心を持っており、幼いころにはピアニストを目指していたものの、結局音楽の道に進むことはありませんでした。とはいえ、彼自身は「私は素晴らしいテノールの声を持っていた」と主張、また即興演奏にも興じたようです。
　このCDには、ジョイス自身の作品『Bid Adieu』を含め、彼の詩を用いた様々な作曲家たちの歌曲を収録。カロル・シマノフスキ音楽アカデミーで学び、ドイツに留学後、数多くのコンクールの入賞歴を持つバリトン、マチェイ・バルチャクが細やかな心理描写を反映した歌唱を聴かせます。（輸入元情報）

【収録情報】
● サミュエル・バーバー[1910-1981]：3つの歌 Op.10（1936）
　1. Rain has Fallen
　2. Sleep now
　3. I hear an army
● バーバー：恨みと沈黙 Op.41〜第4曲『人里離れたホテル』（1968-69）
● ユゼフ・シュヴィデル[1930-2014]：室内音楽（1980）
　1. Strings in the Earth
　2. The Twilight Turns
　3. At That Hour
　4. When the Shy Star
　5. Lean Out of the Window
　6. I Would in That Sweet Bosom Be
● ベン・ムーア[1960-]：暗い松林の中で（2002）
● ムーア：I Would in that Sweet Bosom Be（2004）
● ムーア：This Heart that Flutters（2002）
● ヴォイチェフ・ステンピエン[1977-]：Wind Whines（2021）…世界初録音
　1. On the Beach at Fontana
　2. Watching the Needleboats at San Sabba
　3. She Weeps over Rahoon
● マルタ・クレシュチ[1992-]：2つの歌（2021）…世界初録音
　1. My Dove
　2. Bid adieu
● ジェイムズ・ジョイス[1882-1941]／ペンドルトン編：室内音楽『Bid adieu』（作曲年不詳）

　マチェイ・バルチャク（バリトン）
　スタニスワフ・ボロムボシュチ（ピアノ）

　録音時期：2022年4月4-6日
　録音方式：ポーランド、Karol Szymanowski Museum Concert Hall, Villa Atma, Zakopane
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）