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Cantatas Vol.12 : R.Lutz / J.S.Bach Stiftung Orchestra & Choir

Bach, Johann Sebastian (1685-1750)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
B261CD
Number of Discs
:
1
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

バッハ:カンタータ集 第12集
ルドルフ・ルッツ&バッハ財団管弦楽団&合唱団


三位一体節後第26日曜日のためのカンタータである第70番は「最後の審判」を主題にした二部形式をとる規模の大きな作品で、冒頭からトランペットが大活躍することで知られています。とりわけ第9曲の激しいレチタティーヴォは印象的。嵐のような弦楽器を縫うかのようにトランペットによるコラールが高らかに鳴り響きます。劇的で聴き所の多いカンタータです。
 続く151番はクリスマスのためのカンタータ。基本的にソプラノが一人で静かに歓びを歌い上げます。ザーマンの歌声は、ちょっぴり翳りのありますが、それが却って俗世界に住むものを表現しているかのようです。
 つづく第33番は、三位一体主日後第13主日用のカンタータ。まるで合奏協奏曲のような楽器たちの戯れから始まり、合唱が美しく音を紡いで行きます。イエスへの究極の信頼と三位一体の歓びが歌われます。(J.S.Bach-Stiftung)

【収録情報】
J.S.バッハ:
1. カンタータ第70番『目覚めよ、祈れ、祈れ、目覚めよ』 BWV.70
2. カンタータ第151番『甘き慰め、わがイエスは来ませり』 BWV.151
3. カンタータ第33番『ただ汝にのみ、主イエス・キリストよ』 BWV.33


 グドルン・シドニー・オットー(ソプラノ:1)
 ゲルリンデ・ザーマン(ソプラノ:2)
 マーゴット・オイツィンガー(アルト:1)
 アレックス・ポッター(アルト:2)
 ルース・サンドホフ(アルト:3)
 ダニエル・ヨハンセン(テノール:1)
 クレメンス・フラミッヒ(テノール:2)
 アンドレアス・ポスト(テノール:3)
 マックス・フォルペルト(バリトン:3)
 ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(バス:1)
 フィリッペ・レイヨット(バス:2)
 バッハ財団合唱団
 バッハ財団管弦楽団
 ルドルフ・ルッツ(指揮)

 録音時期:2013年11月22日(1)、2013年12月13日(2)、2007年8月(3)
 録音場所:スイス、トロンゲン、福音教会
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

Track List   

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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Rudolf Lutz/J.S.Bach-Stiftung St. Gallen...

投稿日:2019/07/27 (土)

Rudolf Lutz/J.S.Bach-Stiftung St. Gallenのカンタータ第12集。教会カンタータ中では規模の大きいBWV70「目覚めよ祈れ!祈りて目覚めよ!」に、クリスマス・カンタータBWV151、コラール・カンタータBWV33を加えた構成。まず何と言っても、冒頭のBWV70はBachカンタータ中でも名曲の一つであり、過去の名演奏も多い作品。ヴァイマール・カンタータを源流に持つ、美しく屈託のない明るさに満ち溢れており、この曲に関してはRudolf Lutzらの若々しい新鮮な演奏が、曲の性格に見事に適合しています。しみじみとした美しさは今一歩かも知れませんが、演奏者の高度な技量とあいまって、このシリーズ中でも屈指の好演と言えるのではないでしょうか。これと対称的なのが、最後のBWV33「ただ汝にのみイエス・キリスト」は、派手さの全く無い、どちらかと言えば地味なコラール・カンタータですが、テキストの真摯な解釈含めて、Rudolf Lutzの演奏はBWV70とはまた違った誠実な良演です。真ん中のBWV151「甘き慰め、わがイエスはきませり」は、クリスマス・カンタータの名品の一つですが、この曲に関しては、いかんせん、冒頭のソプラノアリア、第3曲のアルト・アリアがあまりにも美し過ぎ、また歌手の力量に左右される部分が大きく、過去の名歌手による名演奏の数々に比較すると、Rudolf Lutzらの演奏もどうしても分が悪い。ただ、そういった先入観を排せば、これも実直な演奏には違いなく、決して悪い演奏ではありません。全体を総合すると、若々しく鮮烈なBWV70、誠実なBWV33は、明らかに他の演奏にひけをとらないレベルであり、彼らのカンタータ集中でも、特に成功した盤といえるのではないでしょうか。

mimi さん | 兵庫県 | 不明

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