Matthaus-passion: Daus / Bach-ensemble Der Europa Chor Akademie

User Review ：4.0

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Item Details

Genre

Classical

Catalogue Number

74321807792

Number of Discs

Label

Arte Nova *cl*

Release Country

Europe

Format

Product Description

ダウス/バッハ「マタイ受難曲」
チェリビダッケによる1993年の「ロ短調ミサ」のサポートで賞賛され、その後も彼が合唱作品を演奏する度に合唱指揮者として呼ばれるほど厚い信望を受けたダウス。　ギーレンやアルブレヒトなどとも良好な関係を続ける彼の、「ロ短調」「ヨハネ」に続くバッハ宗教大曲です。
　モダン楽器によるアプローチで、通奏低音にはチェンバロを中心に使用。イエスの受難の物語を、信者の立場から悲痛さを持って進めていくタイプの演奏で、ある意味劇的な表現であるのは、ほぼ同時に発売されたアーノンクール盤とは大きく違うところです。冒頭の合唱から聴く者を包み、物語に引き込むように始められ、大抵極端に遅いテンポが選択されるコラールは時に痛々しく、時に労わるように響きます。
　また、アルトとヴァイオリンで有名な「憐れみたまえ」に代表されるように、声楽器楽共にソロは徹底的に歌い込まれています。沈痛さはイエスの最期のコラール「いつか私がこの世を去るとき」で極限に達し、"地震"に続く「やはり、彼は神の子であったのだ」が大きなクレッセンドも伴って歌われるところなどストーリー上の当たり前以上に、この場面に全曲を集約しようとする態度が表れているようです。

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4.0

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安価で良心的な製品を出す会社としてArteNo...

投稿日：2010/03/11 (木)

安価で良心的な製品を出す会社としてArteNovaはぜひ注目して欲しい。このマタイ受難曲は、ハイライトではなく3枚組1000円で買えるのが信じられないくらい出来が良い（ケースにも手抜きはない）。先に買ったシャイー盤は、2枚に詰め込んだおかげで、CDのかけかえの手間は少し省ける利点があるが、速い第1曲が欠点だった。このダウス盤はシャイー盤（2009年）と同じく、コンパクトなコンサート形式で、録音も良い。ライブ（2000年）で、聴衆の雑音が数箇所あり、少し気になる時もあるが、演奏のキズにはなっていない。歌手陣は、エヴァンゲリストのワグナーが、最初少し不調かと思われたが、次第に良くなり、それ以外の（脇役ともいえる）歌手陣がむしろすばらしいという皮肉な感じは、良い驚きだった。鈴木雅明・ＢＣＪ盤（私蔵９組中のベスト盤である）と同じ、中庸をいくテンポも心地よい。これは（価格が高いために手が出しにくいと思っている）マタイ初心者にとっては良い買いものではないだろうか。ただし初心者には日本語対訳がないので、ネットから採られることをお薦めするが。

ｍａｓａｓｈｉｎｇさん | 大阪府 | 不明

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