CD Import

Mass in B Minor : Karl Richter / Munich Bach Orchestra & Choir (1969 Tokyo Live Stereo)(2CD)

Bach (1685-1750)

User Review :5.0
(4)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
ALT420
Number of Discs
:
2
Label
:
:
International
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


天才リヒター伝説の東京公演。
手兵を引き連れ初来日で聴かせた不滅の『ロ短調ミサ』。
NHKオリジナル音源より新マスタリングで復活!


NHKが収録していた1969年リヒター初来日時のライヴ。96年の発売盤以降リリースがなく、入手困難だった貴重音源です。このたび復刻に際し「ALTUS」が入念にリマスターを施し、最高水準の音質で商品化いたしました。バッハの大家リヒターの圧倒的な世界がこれまでにない精度で広がる感動の逸品です。
 バッハの最高傑作とも呼ばれる『ミサ曲ロ短調』。誰もが知るリヒターの名盤と言えば61年のスタジオ録音盤ですが、このライヴも聴き逃してはなりません。峻厳な威容からくる圧倒的存在感、そして生演奏ならではの熱気に唸らされます。厳しく力強い音の運びでありながら、時としてロマンティックなうねりも厭わない、今や懐かしさすらある強烈なバッハ演奏。迫真の音楽が心を抉る大名演です。切れ味鋭い「キリエ」、観念的な恐怖が襲ってくる「クルチフィクスス」、突き抜ける輝かしいラッパ、ゆったりと感動的な終曲フーガなどどこをとってもリヒターの熱い共感がぎっしりと詰まっています。

「バッハ解釈者としてのリヒターの名を不滅のものとした、アルヒーフ・レーベルでのセッション録音(1961年)の、新即物主義的な峻厳そのものの解釈と生々しい響きの演奏にくらべて、より響きがやわらかなレガートで進行も自然、波うつように大きな呼吸と感興がある。」〜山崎浩太郎氏の解説より〜(販売元情報)

【収録情報】
● J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV.232


 ウルズラ・ブッケル(ソプラノ)
 マルガ・へフゲン(アルト)
 エルンスト・ヘフリガー(テノール)
 エルンスト=ゲロルト・シュラム(バス)
 ミュンヘン・バッハ合唱団
 ミュンヘン・バッハ管弦楽団
 カール・リヒター(指揮)

 録音時期:1969年5月9日
 録音場所:東京文化会館
 録音方式:ステレオ(ライヴ)
 国内プレス
 日本語帯・解説・歌詞対訳付

Customer Reviews

Read all customer reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
4
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
リアルタイムで実体験を持つことのできなか...

投稿日:2012/01/13 (金)

リアルタイムで実体験を持つことのできなかった我々にとっても、1966年のバイロイト訪日公演と1969年のリヒターの一連の公演は、日本の音楽史・演奏史上に燦然と輝き、もはや伝説にさえなりつつある記念碑といえる。1981年のスカラ座の初来日公演、特にC.クライバーの「オテロ」「ボエーム」を指して「リヒター以来の感動」と語った人もあるそうだが、今もってどれほどの愛好家がリヒターのもたらした感動を温め続けているのか、そしてその「感動」とインパクトがどれほどのものであったのかを、ふたたび検証できる記録として意義のあるセット。そして単にノスタルジー・ヒストリカルものというだけでなく、ロ短調ミサを聴こうとする愛好家にとっても説得力のある名盤。演奏の持つ力、響きの充実度は卓越していて、第一声の「Kyrie!」からもう捕まってしまう。このフーガもテンポの運びが良くて、全体に61年のアルヒーフ盤より格段に優れた演奏だと思う。マタイはセッション盤も素晴らしいのだが、「ミサ」に関してはセッション盤が意外に冴えないので、この熱気に満ちた日本公演がレコード化されたのは本当によかった。最後のDona nobis pacemは、とにかく音楽の素晴らしさに打たれ、穏やかな熱狂と最高の感動に襲われる。こんな演奏を実際に聴いてみたかった…とは今でも多くの人たちが感じている事だろう。ピリオド奏法もいいのだが、リヒターやK.トーマス、(まあ一応)ミュンヒンガーなどのバッハを聴き始めて、すぐに聴こえてくる豊かで充実した響きと安定感のあるテンポがなつかしく感じられるのは我々の世代だけだろうか? それにしてもLP初出時は7200円くらい(だったか?)したのがHMVの特価でLP一枚分の価格で買える様になるとは… ちなみに2000年にリリースされた海外盤リヒター・バッハ宗教曲集のBox(10枚組)ではこの日本公演盤が採用されている(日本公演の「マタイ」と「ミサ」に海外盤CDがあるのかどうか知らない)。各種名盤選では当然61年盤が挙げられることだろうが、ドラマティックでしかも静謐で、思わず聴いている者のまぶたを熱くする魔法は、このライブ盤の方が絶対に優れている。

Pianist さん | 東京都 | 不明

3
★
★
★
★
★
81年。とても楽しみにしていた?岡公演、曲...

投稿日:2010/06/11 (金)

81年。とても楽しみにしていた?岡公演、曲目は「ミサ曲ロ短調」。ところが、リヒター急逝の知らせ。ショックでした。しかし、公演は、予定通り行われました。指揮者は、覚えていませんが、シュナイト氏だったのかも知れません。演奏が始まったとたん、鳥肌が立ちました。「リヒターは、生きている!」。私は、61年の演奏は、「愚かな人間の犯した罪への断罪」、そして、この演奏は、「愛による許しと安らぎ」に主眼をおいているのでは?と思っています。私が体験した演奏は、この演奏に近かった様に感じます。演奏は、峻厳さの中に、優しさがあります。年を重ねるごとに、ライヴを聴くことが、多くなりました。セッションとライヴの違いもあるでしょうが、いずれも「ロ短調」の最高峰だという思いは、揺らぎません。もちろん、他の様々な演奏も楽しませてもらっていますが・・・。リヒターも、廉価盤で購入できる時代にになりましたが、もっと、他の音源も聴いてみたいと思うのは、私だけではないと思います。それくらい、私のクラッシック人生の中で、重要な演奏です。

風 さん | 福岡県 | 不明

0
★
★
★
★
★
これまでリヒターの演奏は5種は出ていまし...

投稿日:2009/11/06 (金)

これまでリヒターの演奏は5種は出ていました。世評の高い61年盤と69年の映像盤はファン必須のアイテムですが、こちらはどちらかと言えば「演奏史」として聞くには貴重なアイテム。勿論ソロを含めて演奏は優れてはいますが。

まさやん さん | 不明 | 不明

6

Recommend Items