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Goldberg Variations: Walcha(Cemb)(1961)

Bach (1685-1750)

User Review :4.5
(3)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
13318
Number of Discs
:
1
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

バッハ:ゴルトベルク変奏曲
ヘルムート・ヴァルヒャ(チェンバロ)


ヘルムート・ヴァルヒャ[1907-1991]が1961年にEMIに録音したゴルトベルク変奏曲が、セレスティアル・ハーモニーズ・レーベルよりCD化。
 この演奏は、ドイツの音響技師、エーリヒ・ティーンハウス博士[1909-1968]によって、ハンブルクでセッションを組んでレコーディングされたものです。
 本来は近代チェンバロのアンマー社製の楽器の音を美しく再現した仕上がりでしたが、廉価CD化による安易なイコライジング・リマスターによってそうした音の魅力が失われてしまったケースも多かったようなので、今回の入念なリマスターには期待のかかるところです。
 ヴァルヒャの演奏は、オルガニストとしてのヴァルヒャのスタイルを想起させるもので、繰り返し現れるフレーズの形を正確に再現することによって得られる対位法的な効果を随所で感じさせますが、謹厳実直なヴァルヒャのことですから、こまかな感情移入などは一切顧みられず、結果としてゆるぎない造形構築がより際立つことにも繋がっているようです。
 しかし、こうしたアプローチはバッハの場合は非常に有効であるとも考えられますし、また、アンマー・チェンバロの美質でもある音色も聴きもので、第3変奏と第19変奏のリュート・ストップの使用は、全体の生真面目な様相に変化を与えて魅力的でもあります。(HMV)

【収録情報】
● バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988 [75:20]

 ヘルムート・ヴァルヒャ(チェンバロ)

 録音時期:1961年年3月11-14日
 録音場所:ハンブルク
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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 数え切れないほどゴルトベルクが出ていま...

投稿日:2010/08/06 (金)

 数え切れないほどゴルトベルクが出ていますが、完成度の高さ、厳格な様式感、響きの美しさで、私はまず第一に挙げたいと思います。繰り返しはすべておこなっていますが、まったく長さを感じさせません。至福のうちに聴き終わります。

おっさん さん | 神奈川県 | 不明

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我が至高のゴルトベルク! ヴァルヒャの前...

投稿日:2008/04/19 (土)

我が至高のゴルトベルク! ヴァルヒャの前には、ランドフスカもグールドも、ペライアもニコラーエワも旗色が悪い。無論、この録音、人によっては単調に聴こえるに相違あるまい。事実、ヴァルヒャのタッチはオルガニストのそれだから、ピアニスティックな繊細さを欠いている。巧過ぎるピアノに慣れ過ぎた当世に於いてはそれはいよいよ決定的だ。 しかし、何という精神の音だろう! 大バッハの音楽をここまで信頼した人は他にはちょっと考えられない。アンマー社製20世紀チェンバロのビロードの様な美しい響きに、一切の邪念・無駄が排斥されたヴァルヒャの解釈が乗るのである。それは美しいと言うよりは切実な色調を帯びており、無我と言うよりは信念の塊だ。バッハに

小鳥遊 司 さん | 東京都三鷹市 | 不明

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学生時代に一番最初に聴いたゴルトベルク。...

投稿日:2008/04/15 (火)

学生時代に一番最初に聴いたゴルトベルク。正直面白くなかったのを憶えている。余りにも淡々としていて、機械的。アンマー社のモダンチェンバロの音色変化がその単調さ崩しにわずかに貢献しているが、全体にメリハリがないのを感じた。ヴァルヒャの人間性や生き様を知らなかった当時は無味な演奏に感じたものだ。しかし、今は違う・・というのが普通の展開だが、実は今でも面白いと感じない。無数の魅力的な演奏を聴きすぎてしまったためだろうか?最も真面目な演奏を聴くことに充実感を見出したいところだが、私には難しいようだ。

グラシル・たけちゃん さん | 埼玉県上尾市 | 不明

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