CD

English Suite Nos.1-6 : Genzoh Takehisa(Cemb, Fp)(2CD)

Bach (1685-1750)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
ALCD1214
Number of Discs
:
2
Format
:
CD

Product Description


武久源造/バッハ:イギリス組曲(全曲)

バッハの錬金術 Vol.3。ここに在る原初の音楽。2022年、武久源造が発信する新しいバッハの風!(メーカー資料より)

【収録情報】
J.S.バッハ:イギリス組曲 全曲 BWV.806-811

Disc1(チェンバロ:ルッカース・モデル)

● 組曲 第1番イ長調 BWV.806
● 組曲 第2番イ短調 BW.V807(序奏(即興)付)
● 組曲 第3番ト短調 BWV.808(序奏(即興)付)

Disc2(フォルテピアノ:ジルバーマン・モデル)
● 組曲 第4番ヘ長調 BWV.809(序奏(即興)付)
● 組曲 第5番ホ短調 BWV.810(序奏(即興)付)
● 組曲 第6番ニ短調 BWV.811

 武久源造(チェンバロ、フォルテピアノ)

 使用楽器:
 チェンバロ:久保田チェンバロ工房製作 2020年 日本、埼玉県(モデル:ルッカース フランドル様式 2段鍵盤)
 フォルテピアノ:深町研太製作 2007年 日本、埼玉県(モデル:ゴットフリート・ジルバーマン 1747年 ポツダム在)

 録音時期:2022年1月18-20日、2月23-25日
 録音場所:神奈川県立相模湖交流センター
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

【武久源造(チェンバロ&フォルテピアノ)】
1957年生まれ。1984年東京藝術大学大学院音楽研究科修了。チェンバロ、ピアノ、オルガンを中心に各種鍵盤楽器を駆使して中世から現代まで幅広いジャンルにわたり、様々なレパートリーを持つ。特にブクステフーデ、バッハなどのドイツ鍵盤作品では、その独特で的確な解釈に内外から支持が寄せられている。また、作曲、編曲作品を発表し好評を得ている。音楽的解釈とともに、楽器製作の過程についても造詣が深く、楽器の構造的特色を最大限に引き出す演奏が、楽器製作家たちからも高く評価されている。
 1991年「国際チェンバロ製作家コンテスト」(アメリカ・アトランタ)、また1997年(第7回)および2001年(第11回)「国際古楽コンクール(山梨)」、ほか多数のコンクールに審査員として招かれる。ソロでの活動とともに、2000年に器楽・声楽アンサンブル「コンヴェルスム・ムジクム」を結成し、指揮・編曲活動にも力を注ぎ、常に新しく、また充実した音楽を追求し続けている。2002年から毎年、韓国からの招請による「コンヴェルスム・ムジクム韓国公演」を行い、両国の音楽文化の交流に大きな役割を果たした。
 1991年よりプロデュースも含め40作品近くのCDを主にALM RECORDSよりリリース。中でも「鍵盤音楽の領域」(Vol.1〜10)、チェンバロによる「ゴールトベルク変奏曲」、「J.S.バッハ オルガン作品集 Vol.1」、オルガン作品集「最愛のイエスよ」、ジルバーマン・ピアノによる「J.S.バッハ パルティータ[全曲]」、16フィート弦付チェンバロによる「ゴルトベルク変奏曲」、「バッハの錬金術 Vol.1 ヴィオラ・ダ・ガンバと鍵盤楽器のためのソナタ全曲/二つのトッカータ」、「バッハの錬金術Vol.2 適正律クラヴィーア曲集」シリーズほか多数の作品が、「レコード芸術」誌の特選盤となる快挙を成し遂げている。2002年、著書『新しい人は新しい音楽をする』(アルク出版企画)を出版。
 2005年より鍵盤楽器の新領域とも言えるシンフォニーのピアノ連弾版に取り組み多方面から注目を集めている。2006年、NHKラジオ第1「ときめきカルチャー」コーナーに年間を通して出演。1998〜2010年3月フェリス女学院大学音楽学部及び同大学院講師。2012年、2013年、東京で上演されたラモーのオペラ『プラテ』、『レ・パラダン』にて音楽監督を務めた。また、近年、ドイツ、リトアニア、アイスランド等の各国で、オルガン、チェンバロなどを駆使して、即興演奏を含む多彩なレパートリーによってコンサートを行い、注目を集めている。(メーカー資料より)

Track List   

Disc   1

Disc   2

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自由に、そして創造の歓びに溢れたイギリス...

投稿日:2023/03/09 (木)

自由に、そして創造の歓びに溢れたイギリス組曲と感じた。楽器にも演奏にも楽譜にも縛られることなく「音楽の泉」を愉しむ趣きがあるように思う。聴いていて愉しいのがこの盤の特長ではなかろうか。   チェンバロとフォルテピアノ2種類の楽器を活かし、即興演奏を織り混ぜて「バッハはこうあるべき」という縛りから脱し、様々な舞曲が繰り出される。特に面白かったのはフォルテピアノでの演奏。バッハ時代のフォルテピアノというのは初めて聴いたが明るくて優しい穏やかな響きが印象的。即興演奏は武久の長年の演奏経験から泉のごとく湧き出たのだろう、突飛でもなくバッハの音楽にしっくり繋がってくる。   個人的に、イギリス組曲は自由なリズムを要する舞曲集でありながらかっちりとした形式美も求められる難しい作品という印象を持っているが、ここにはその両方のポイントを大切にしつつ、それでいてそこからフワッと離れた浮遊感を感じる。演奏も楽器の音も実に愉しいのでおすすめしたい。あえて注文するとしたらジャケットのよく解らない不思議なデザインに「?」マークをつけたい点のみ。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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