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Cantatas Vol.13 : R.Lutz / J.S.Bach Stiftung Orchestra & Choir

Bach (1685-1750)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
B290CD
Number of Discs
:
1
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

バッハ:カンタータ集 第13集
ルドルフ・ルッツ&バッハ財団管弦楽団&合唱団


三位一体節後第1日曜日のためのカンタータ第26番は、畏怖を覚える内容「世における苦しみは永遠ではないが、地獄の苦しみは永遠に続く」とは裏腹に、祝祭的な気分を持つフランス風序曲で幕を明けます。どのアリアもレチタティーヴォも、またコラールも全て「永遠に続く地獄の刑罰」と「責め苦から逃れるための悔い改め」について歌っていきます。劇的かつ荘厳な作品です。
 顕現節後第2日曜日のための第13番も、この現世を生きるための苦悩と絶望を歌い上げたもの。この曲で用いられている最後のコラールはマタイやヨハネの受難曲でも使われるお馴染みのメロディです。
 復活節後第3日曜日のための第103番はフラウト・ピッコロのオブリガードが印象的作品です(この部分はヴァイオリン、もしくはトラヴェルソで奏される場合もあります)。悲しみと喜びの対比が描かれ、苦しみすらも永遠の幸福に変わると説かれます。(J.S.Bach-Stiftung)

【収録情報】
J.S.バッハ:
1. カンタータ第20番『おお永遠よ、汝恐ろしき言葉』 BWV.20
2. カンタータ第13番『我がため息、我が涙』 BWV.13
3. カンタータ第103番『汝ら泣き叫ばん』 BWV.103


 スザンネ・タイザー(ソプラノ:2)
 ステファニー・イラーニ(メゾ・ソプラノ:3)
 マルクス・フォルスター(カウンターテノール:1)
 ヤン・ボルネル(カウンターテノール:2)
 ダニエル・ヨハンセン(テノール:1)
 ヤクブ・ピルグラム(テノール:2)
 アンドレアス・ヴェラー(テノール:3)
 ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(バス:1,2)
 バッハ財団合唱団
 バッハ財団管弦楽団
 ルドルフ・ルッツ(指揮)

 録音時期:2014年6月27日(1)、2014年1月17日(2)、2010年4月23日(3)
 録音場所:スイス、トロンゲン、福音教会
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

Track List   

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Rudolf Lutz/J.S.Bach-Stiftung St. Gallen...

投稿日:2019/08/23 (金)

Rudolf Lutz/J.S.Bach-Stiftung St. Gallenのカンタータ第13集。今回は、コラール・カンタータ中でも規模の大きいBWV20を冒頭に、規模は大きくないが名作の一つとして名高いBWV13、知名度はこの2曲に劣るBWV103が続く構成です。まずBWV20「永遠、そは恐ろしき言葉」は大規模な序曲で始まる2部構成の壮麗なカンタータですが、その外見上の華やかさとは裏腹に、テキストはどちらかといえば屈折した複雑な内容をはらんでおり、この屈折した内容とBachの美しい音楽をどのように折り合って再現するか、が一筋縄ではいかない困難さを生み出します。過去の演奏でも、S.Kuijken含めて、これはと言える決定盤はないでしょうが、今回のRudolf Lutzの演奏も、曲の真価を十分に発揮した演奏とまではいかないかもしれません。ただそれでも、器楽、声楽いずれも、過去のピリオド演奏の中では、疑いなくトップレベルの再現であり、控えめにみても好演とは言えるのではないでしょうか。BWV13「わがため息、わが涙は」は疑いなく名作の一つであり、Richter, Kuijkenいずれも非常な名演を残しています。今回のRudolf Lutzらの演奏が、(特に表現の深さにおいて)過去の名演奏を越えられていないのは致し方ないでしょうが、それでも演奏技術・解釈いずれも平均を越える演奏であることは確かです。なお、このBWV13では終結コラールでも合唱の使用が避けられており、Rudolf Lutzらには珍しく、ほとんどOVPP形態での演奏になっています。最後のBWV103「汝等は泣き叫ばん」は決して広く知られた曲ではありませんが、Rudolf Lutzの演奏は質的にこれまでのどの演奏者にも負けない上質のものであり、これは文句ない良演奏です。今回、すべてが最上とは言えないかも知れませんが、現在得られる最もレベルの高いカンタータ演奏として、多くの方に十分お薦め出来る盤と思います。

mimi さん | 兵庫県 | 不明

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