SACD Import

Cantata.1, 82, 147(Vol.3): E.milnes / Montreal Baroque Etc

Bach (1685-1750)

User Review :5.0
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
SACD22402
Number of Discs
:
1
Format
:
SACD
Other
:
Hybrid Disc,Import

Product Description

好評! OVPPによる
バッハ・カンタータ・シリーズ第3弾!

モントリオール・バロックによるバッハのカンタータ集の第3弾。第1集(SACD22400)と第2集(SACD22401)はOVPP(1パート1人方式)の演奏によるSACD Hybrid シリーズとして好評を博しています。今回遂に人気曲『主よ、人の望みの喜びよ』を含む147番と、聖母マリアにちなんだ作品を集めた録音。北米を中心に活躍しているカナダのカウンター・テナー、マシュー・ホワイトが参加した豪華歌手陣にも注目。(キングインターナショナル)

J.S. バッハ:
・カンタータ第147番『心と口と行いと生きざまもて』BWV147
・カンタータ第82番『我は満ち足れり』BWV82
・カンタータ第1番『暁の星のいと美しきかな』BWV1
 モニカ・マウフ(S)
 マシュー・ホワイト(C-T)
 チャールズ・ダニエルズ(T)
 ステファン・マクラウド(Bs)
 モントリオール・バロック
 エリック・ミルンズ(指揮)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

Track List   

  • 01. カンタータ 第147 番「心と口と行いと生きざまもて」Bwv147
  • 02. カンタータ 第82 番「我は満ち足れり」Bwv82
  • 03. カンタータ 第1 番「暁の星のいと美しきかな」Bwv1

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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J.S.Bachのカンタータ選集を録音している団...

投稿日:2022/10/17 (月)

J.S.Bachのカンタータ選集を録音している団体も今では全部把握するのが困難なくらい多くなってきましたが、厳格なOVPPによるものは本家本元のJ.Rifkin始めとして現在でも決して多くありません。OVPPによるカンタータ全集は未だ存在せず(近い将来現れる見込みもない?)、選集で最も質量ともに高いのは疑いなくS.Kuijkenのものでしょうが、それ以外で注目すべきはP.Pierlot/Ricercar ConsortとこのE.Milnes/Montreal Baroqueの2団体。前者はベルギー、後者はカナダですが、その演奏は同じOVPPであってもかなり異なります。P.Pierlot/Ricercar Consortの演奏が微妙なテンポの揺れと多用されるレガートによって、非常に艶やかで色彩豊かであるのに対して、E.Milnes/Montreal Baroqueは精彩溢れるリズムと早めのテンポ、どうかするとスタッカートも強調した動的な印象が強いもの。それが曲によってはやや情感を欠いた乾いた再現に結びつく場合もありますが、このCDに収録された3曲は名曲中の名曲ばかりであることも大きいですが、Milnes/Montreal Baroqueのこれまで出された8枚の盤の中で、最も成功したものと言えるのではないでしょうか。この3曲、すべて聖母マリアに関連したカンタータを集めていますが、まず何と言っても冒頭の第147番の演奏が素晴らしい。Bachのカンタータ中で最も有名で演奏される機会も多いでしょうが、実はその割に名演と呼べる演奏は、K.Richterの本当に若い頃の演奏(ミュンヘン・バッハ合唱団以前)を除けばどこに?と困ってしまうくらいに見当たらず、実はこの隅から隅まで美しく心の篭った名作からその真価を引き出すのは至難であることが解ります。その大きな理由はこの曲の細部から全体に至るまでの再現に最適なリズムとテンポを見いだすことがかなり難しいからであると思われるのですが、Milnes/Montreal Baroqueはこの名曲に相応しいリズムとテンポをかなりな部分まで至適に見いだし、それを高い演奏技術で見事に再現しており、Richterの歴史的名演に並ぶまででなくとも、かなり迫った名演奏と言えるのではないでしょうか。一転して超内省的な第82番は、言うまでもなくバッハカンタータ中バス独唱曲として一二を争う名曲であり、当然ながらソロイストの力量に大きく依存します。歴史的にもRichter盤のFischer-Dieskauを始め、名歌手が数多くの名演奏を刻印してきていますが、この盤におけるStephen Macleodは往年の名歌手のレベルには達せずとも、堅実で自然な歌唱は非常に好感が持てるものであり、またサポートするMilnesの指揮が曲の性格と内容をしっかり掴んだ的確な背景を提供しており、近年の古楽系の第82番の演奏としては上位に置いて差し支えないものと思われます。最後の第1番もBachの至宝の一つと言える名曲中の名曲ですが、この衆知の作品に対してここでのMilnesらは全く衒いのない自然なテンポ設定と解釈で曲の美しさを全く損なわない(実は大変に難しいことですが)名演奏を披露してくれています。OVPP演奏中のみならず、Bachカンタータの演奏史中でも記憶されてよい名盤と言えるのではないでしょうか。Milnes/Montreal BaroqueのBachカンタータ選集は現在2016年の第8集で止まっていますが、これだけの良演奏はそうあるものでないので、コロナ禍の困難な状況ではありますがぜひ今後も続編の発売を期待したいところです。

mimi さん | 兵庫県 | 不明

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有名な第147番を含むこのOVPP形式のカンタータ集...

投稿日:2011/03/04 (金)

有名な第147番を含むこのOVPP形式のカンタータ集は、とにかく素晴らしい! 各パート1名ですが、合唱曲も声楽と器楽が一体となり、響きがとても美しい!大合唱を使わない分、器楽のユニゾンがはっきりと聞き取れ、音楽自体の骨格が分かります。 ミルンズの指揮する4巻全てのカンタータ集に言えることは、どれもテンポが早いことですが、この巻の第147番で比べると、アーノンクールは31分36秒、コープマンは29分33秒、そしてミルンズは27分01秒! 大合唱を使わないからこそのものでしょうが、新たな解釈として推薦出来るものと思います。 OVPP形式を絶対的に擁護するということはありませんが、このアルバムが新らしい感銘を与えるものと思います。

コバピー さん | 新潟県 | 不明

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