CD

Brandenburg Concertos Nos.1-4 : Marriner / ASMF (1985)

Bach (1685-1750)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
WPCS13361
Number of Discs
:
1
Format
:
CD

Product Description

マリナー/バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1番〜第4番

1924年生まれ、来年(2016年)92歳を迎えるマリナーが、1959年創設以来深い絆をもつアカデミー室内管弦楽団を率いて2016年4月に来日公演を予定。 来日に焦点を合わせ、実績のある録音が再登場。(WARNER MUSIC)

【収録情報】
J.S.バッハ:
● ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調 BWV.1046
● ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調 BWV.1047
● ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調 BWV.1048
● ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調 BWV.1049


 アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(アカデミー室内管弦楽団)
 サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

 録音時期:1985年
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

【アーティストプロフィール】
1924年、イングランドのリンカーン生まれ。ロンドン王立音楽大学とパリ音楽院でヴァイオリンを学ぶ。その後、マーティン弦楽四重奏団の第2ヴァイオリン奏者を務め、音楽学者サーストン・ダートと共にジャコビアン・アンサンブルを創設。当初、イートン校でヴァイオリンを教えていたが、そのかたわらでピエール・モントゥーに指揮の指導を受ける。
 1952年フィルハーモニア管弦楽団に入団し、その後、1956〜68年にはロンドン交響楽団の第2ヴァイオリン首席奏者を務める。この間、トスカニーニ、フルトヴェングラー、カラヤン、モントゥーなどの名指揮者のもとで経験を積む。
 1958年、アカデミー室内管弦楽団を創設。コンサート・マスター兼指揮者として活動をはじめたが、その後、指揮に専念する。当初、アカデミー室内管弦楽団は弦楽器だけのアンサンブルで、バロック音楽や古典派・ロマン派の弦楽作品をレパートリーの基本としていたが、次第に管楽器も加えて古典派の交響曲の演奏を行うようになる。その後、通常のオーケストラの編成まで規模を拡大し、シューベルト、メンデルスゾーン、ブラームスの交響曲全集録音などにも取り組む。
 1969年からロサンジェルス室内管弦楽団の音楽監督を務め、客演も含めた指揮活動が本格化。1971〜73年ノーザン・シンフォニアの準指揮者を兼務し、1979年〜86年ミネソタ管弦楽団の音楽監督、1983年〜89年シュトゥットガルト放送交響楽団の首席指揮者を歴任。1985年に「ナイト」の称号を受ける。
 ウィーン、ベルリン、パリ、ミラノ、アテネ、ニューヨーク、ボストン、サンフランシスコ、東京の各地でオーケストラを指揮し、日本では、NHK交響楽団、東京都交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、札幌交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、兵庫芸術文化センター管弦楽団を指揮。映画「アマデウス」のサウンド・トラックでは指揮及び音楽監督を務め、3部門のグラミー賞を獲得した。現在はアカデミー室内管弦楽団の「ライフ・プレジデント」の肩書きを持ち、2014年4月には、90歳の誕生日を記念してロイヤル・フェスティバル・ホールで開催されたバースデー・コンサートで指揮し、大喝采を浴びた。
 2014年、長年にわたって数多くの録音を残してきた功績を讃え、ロンドンのグラモフォンから特別賞を授与された。(WARNER MUSIC)

Track List   

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
ネヴィル・マリナーが英国のメジャー・オー...

投稿日:2016/03/27 (日)

ネヴィル・マリナーが英国のメジャー・オーケストラの首席・次席、またはそれと同等の実力を持つ奏者を集めて結成したスーパー・オーケストラ、アカデミー室内管弦楽団(Academy of St. Martin in the Fields、略称ASMF)。 一例として、ロンドン交響楽団の首席フルート奏者を務めたウイリアム・ベネット、ロンドンフィルの首席オーボエ奏者を務めたニール・ブラック、BBC交響楽団の首席ホルン奏者を務めたティモシー・ブラウンなどが挙げられる。 ブランデンブルグ協奏曲は、マリナー&ASMFとしては1970年、1980年に続く三度目の録音となるが、原点(1970年録音)に戻って各パート一人を基本とし、録音当時の最新の研究なども取り入れ、彼らの集大成となっていると思われる。 同じ現代楽器のリヒターやパイヤールとASMFとの差は、ASMFが結成以来、故サーストン・ダートらの指導で、一貫して古楽(ピリオド)奏法を取り入れ、古学様式(ピリオド・スタイル)の演奏を目指している点にあると言えるだろう。 もともとASMFは、英国の音楽学者・故サーストン・ダートが、自身の古学研究の成果を演奏に生かしたいとマリナーに相談したことがきっかけとなって結成された団体なので、現代楽器が主ではあるが、バッハやヘンデル、テレマン、ヴィヴァルディなどの作品では作曲者の自筆譜を用い。古(ピリオド)楽器や古楽(ピリオド)奏法を取り入れるなど、古学様式(ピリオド・スタイル)の演奏を目指してきた。 今回の録音セッションでも、英国古楽界の重鎮ジョージ・マルコム(チェンバロ)、ホグウッドやピノックと共演し自身のアンサンブルを率いても同曲を録音しているフィリップ・ピケット(リコーダー)、啓蒙時代管弦楽団(Orchestra of the Age of Enlightenment)でも同曲を録音しているティモシー・ブラウン(ホルン)やマーク・ベネット(トランペット)といった「持ち替え」の奏者(現代楽器も古楽器も演奏する奏者)が参加している。 ASMFでは、音楽表現はメンバーの合議制で決まるので、指揮者マリナーの個性は演奏に反映されない。 しかし、一人一人の奏者が自信と確信を持って主体的に音楽を奏でるASMFの演奏は、終始、音楽をする喜びに満ち溢れていて、聴く者を惹きつけてやまないだろう。

日向 爽 さん | 東京都 | 不明

3

Recommend Items