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職業としてのヤクザ 小学館新書

Atsushi Mizoguchi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784098253968
ISBN 10 : 4098253968
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ヤクザはどうやって生活しているのか…ヤクザが絡んだ抗争や事件について書かれた本はあっても、その素朴な疑問に答えた本はない。そこで本書では、暴力団取材のプロである2人が、「なぜ暴力団に需要があるのか」「組長まで出世する条件は何か」「ヤクザに定年はあるのか」といった疑問に答えながら、ヤクザビジネスの全容を解説していく。「シノギは負のサービス産業」「抗争は暴力団の必要経費」「喧嘩をすると金が湧き出す」といったヤクザの格言を理解すると、日本経済の裏側がすべて理解できるようになるだろう。

目次 : 序章 ヤクザは職業か、生き方か/ 第1章 どうして働かないで生きていけるのか/ 第2章 なぜ暴力団に需要があるのか/ 第3章 抗争に経済的メリットはあるのか/ 第4章 ヤクザの「命の値段」はいくらなのか/ 第5章 人はどうやってヤクザになるのか/ 第6章 組長まで出世する条件とは何か/ 第7章 暴力団経営にはどんな経費がかかるのか/ 第8章 子分と子供、本当に大事なのはどちらか/ 第9章 ヤクザの仕事に休日や祝日はあるのか/ 第10章 いつ引退し、どんな老後を送るのか/ 終章 ヤクザという職業は消えていくのか

【著者紹介】
溝口敦 : 1942年、東京生まれ。早稲田大学政経学部卒業。ノンフィクション作家。『食肉の帝王』で2004年に講談社ノンフィクション賞を受賞

鈴木智彦 : 1966年、北海道生まれ。日本大学芸術学部写真学科除籍。ヤクザ専門誌『実話時代』編集部に入社。『実話時代BULL』編集長を務めた後、フリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 緋莢

    図書館本。二大ヤクザライター”による対談シリーズ2冊目。2021年刊行。<いきなりタイトルを否定するようですがそもそもヤクザは職業なのかといえば、職業ではない。>という溝口敦の発言から始まっています。<暇であればあるほど、優秀なヤクザであるという価値観が定着している>とも語られていますが、昨今は、そうも言ってられないんじゃないかな、とも思います。<ヤクザは基本的に個人事業主で、組が集団で動くのは抗争のとき、集団を威圧するときに限られる>(続く

  • もけうに

    柚月裕子『虎狼の血』シリーズを読んだのがきっかけで、ヤクザ稼業に興味を持ち読了。対談形式で読み易く、知らないことばかりでとても面白かった。暴力を武器とする弱肉拒食の世界、堅気には手を出さない、独特の哲学(のようなもの)、どれも新鮮で面白い。決して肯定できるものでは無いが、かつてのヤクザの姿はどこか魅力的で、数々の映画の題材になってきたこともわかる。確かにかつての暴力団は必要悪だった部分もあるかも知れない。だが時代は変わり、今後ヤクザは衰退していくだろう。元ヤクザをただの犯罪者にしない社会的仕組みが必要。

  • うさぎや

    ヤクザ取材で有名な2人が対談形式で語る「ヤクザ」という職業について。「休日はあるのか」のくだりで「毎日が日曜日ともいえる」と語られていたのがなんとも(笑)。

  • ゆうろう

    「ヤクザの一番の価値というのは、暇である、ということ」(P18)、「組長クラスは(税金を)払っている人が多い」(P35)等々、自分の先入観とは違っていたので、認識を新たにすることができた。「ヤクザはただでさえ、オリンピック級のサイコパス揃い」(P145)との指摘で、(カタギの身として至極当たり前だが)これからも関わりを一切持ちたくない!と改めて得心した。法律が厳しくなり暴力団にかっての勢いがなくなっているのは、やはりありがたいよな〜。

  • Mof

    ヤクザは違法な商売に手を出す個人事業主ってこと。

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