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バッテリー 1角川文庫

Atsuko Asano

User Review :5.0
(3)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784043721016
ISBN 10 : 4043721013
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2003
Japan

Product Description

そうだ、本気になれよ。関係ないこと全部すてて、おれの球だけを見ろよ。中学入学を目前に控えた春休み、父の転勤で岡山の県境の街に引っ越してきた巧。ピッチャーとしての自分の才能を信じ、ストイックなまでにセルフトレーニングに励む巧の前に同級生の豪が現れ、バッテリーを組むが…。

Content Description

「そうだ、本気になれよ。本気で向かってこい。―関係ないこと全部捨てて、おれの球だけを見ろよ」中学入学を目前に控えた春休み、岡山県境の地方都市、新田に引っ越してきた原田巧。天才ピッチャーとしての才能に絶大な自信を持ち、それゆえ時に冷酷なまでに他者を切り捨てる巧の前に、同級生の永倉豪が現れ、彼とバッテリーを組むことを熱望する。巧に対し、豪はミットを構え本気の野球を申し出るが―。『これは本当に児童書なのか!?』ジャンルを越え、大人も子どもも夢中にさせたあの話題作が、ついに待望の文庫化。

【著者紹介】
あさのあつこ : 1954年岡山県に生まれる。青山学院大学文学部卒業。『バッテリー』(教育画劇)で野間児童文芸賞、『バッテリー2』で、日本児童文学者協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

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少年野球のお話をいくつか書かれていますが...

投稿日:2021/06/26 (土)

少年野球のお話をいくつか書かれていますが、やはりバッテリーが一番でしょう。あさのさんらしく、繊細な心理描写とまっすぐなセリフで少年たち、時に母など周囲の大人たちの姿が描かれています。なので試合の場面は多くありませんが、読み応えがあります。

キつツき さん | 埼玉県 | 不明

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野球の知識が全くない私ですが、おもしろか...

投稿日:2012/02/08 (水)

野球の知識が全くない私ですが、おもしろかったです。主人公が少年なのですが、心理描写も上手で、感情移入がすんなりできます。親子で楽しめる作品なのではないでしょうか。文章もうまいので、ぜひ子どもに読んでみてほしいおすすめ作品です。

peko-rock さん | 大阪府 | 不明

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この作品に出会ってなかったら自分の野球観...

投稿日:2005/08/22 (月)

この作品に出会ってなかったら自分の野球観は全く違ったものだったかも。児童書とか関係無しの、真っすぐな作品です。子供とされる少年達を取り巻く大人、社会、憧れや嫉妬。成長記なんて甘いものじゃないです。

ナオPatia さん | 福岡県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 遥かなる想い

    1000万部を超える大ベストセラーとなった本書は子供が少年野球をやっていた関係で文庫化される前に待ちきれずに単行本を購入して読んだ。飛びぬけた才能を持つピッチャー原田巧の存在感とキャッチャー永倉豪の人物造形がよくまたひたむきな子供たちの姿勢が読んでいて 心をうつ。ライバルとなるチームに強打者がいて・・という設定は定番すぎるのだが。

  • ehirano1

    「おれのやりたいのは野球なんじゃ。野球っていうのは、ひとりじゃできんからな(p148)」、「野球って、させてもらうんじゃなくて、するもんですよ(p163)」、「・・・誰かに憧れて、同じように野球をしたいなんて思っている人はだめよ。いつか、だめになる(p193)」。”野球”を”仕事”に置き換えてみると興味深いです。

  • 再び読書

    野球というスポーツの独自性を表した小説に感じた。投手という孤高であり、相反してチームワークを何より必要とするポジションを描いている。両親、弟、祖父、将来のチームメイトとのやり取りの中で、少しずつ変化していく主人公の巧の心の葛藤が、胸を少し締め付ける。この付近の年齢以外では、まず無い感受性の強さに、忘れていた少年時代を思い出す。これからも続きを楽しみに読み進めていきたい。

  • ehirano1

    ”孤独のチカラ(齋藤孝)”で紹介されていたので手に取りました。これ児童書じゃないですね、しっかり大人の世界にも当てはまると思います。特に、自分の中に忘れ去られていた何かを思い出させてくれます。良書。

  • hitomi.s

    春が来る!と、本棚から少し嬉しい気持ちで持ち出すバッテリー。再読。季節を、自分から感じようとするようになったのは大人になってからな気がする。それまでは、季節はやってくるものだったな。心の機微の、青くさくて苦しいほどの時期。それもまた季節。春。区切りがついたり始まったり(もうすぐ開幕だよと思ったり)。この季節にバッテリーを読み返すことを、楽しみにしていました。春だ。

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