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朱色の研究

Arisu Arisugawa

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041913048
ISBN 10 : 4041913047
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2000
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

“2年前の未解決殺人事件を、再調査してほしい。これが先生のゼミに入った本当の目的です”臨床犯罪学者・火村英生が、過去の体験から毒々しいオレンジ色を恐怖する教え子・貴島朱美から突然の依頼を受けたのは、一面を朱で染めた研究室の夕焼け時だった―。さっそく火村は友人で推理作家の有栖川有栖とともに当時の関係者から事情を聴取しようとするが、その矢先、火村宛に新たな殺人を示唆する様な電話が入った。2人はその関係者宅に急行すると、そこには予告通り新たなる死体が…?!現代のホームズ&ワトソンが解き明かす本格ミステリの金字塔。

(「BOOK」データベースより)

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火村英生シリーズで、一番印象的な作品が朱...

投稿日:2021/04/09 (金)

火村英生シリーズで、一番印象的な作品が朱色の研究と言えます。物語は大学の講師で臨床犯罪学者の火村英生が生徒から未解決事件の調査を依頼されるところから始まります。2年前の事件を解決するだけではなく、新たな殺人が起こり、推理作家の有栖川有栖と共に犯人を追い詰めていきます。シリーズ中で最も火村の内面が描かれている一冊なのが魅力ですし、奇抜なトリックと推理を楽しめます。本格ミステリというと小難しいと思う人は多いかもしれませんが、火村と有栖のテンポがいい掛け合いが面白く読みやすいシリーズです。物語の要所要所で、朱色が散りばめられていて鮮やかな情景が脳裏に浮かびます。

イック さん | 大阪府 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yu

    Kindleにて読了。 何となく、今までのシリーズとはちょっと違う読了感。それが何なのかはわからないけれど。大野さんが殺された理由が、何とも。人の心とは、他人には絶対理解できないもので、些細なことでも、人によってはそれが殺人の動機につながってしまう。 人の心の葛藤のラインみたいなものが、随所に見られる作品だった。 きっと、火村先生の心も、それを心配する有栖川さんの心も、誰にもわからない。

  • nobby

    作家アリス8作目にあたる長編は実に美しくも切ない…有栖と火村、そして二人と対峙することとなる殺人犯が時を同じく目にした夕陽。その朱色が思い起こさせるのは世界の終わり、あるいは轟々と燃え上がる火事の恐怖、はたまた何かの予兆…序盤の身代わりトリックに惹き込まれながらも、時をこえた殺人事件が絡むまで案外のんびり。逆に言えば、その雰囲気故に感傷を誘われるのか…最後ようやく真相に導く様は貫禄十分だが、その身勝手とも言える動機は物議を醸すことには納得。個人的には古今東西想定し難い事態を眺めながら浮かぶのは哀しき慕情…

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止

    作家アリスその8。朱色が怖い生徒からの依頼で過去の事件を捜査する。悲しい動機はちょっと弱く感じるが、楽しめた。

  • 今回はドラマを観る前に、読了できた!!滑り込みセーフかな(^^) エレベーターの謎と2年前の殺人事件が最後に繋がり、面白かった。前回のドラマの「ショーウィンドウを砕く」もそうだけど、殺人動機がなかなか想像できなかった。

  • 五右衛門

    読了。作家アリス長編でした。事件前半では階数、エレベーターのトリックを鮮やかに見破ります。案外すんなりいくのかな?と油断さして実は❗犯行動機は私としては判るような判らないような微妙でしたが崖の上に停まっていた軽トラの影って、たまたまにしても良く気づいたなと。でも太陽信仰等を持ち出しながら今回も二人の軽妙な会話を楽しませて頂きました。次も期待していきます❗

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