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標的走路 新装版 双葉文庫

Arimasa Osawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784575527681
ISBN 10 : 4575527688
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2024
Japan

Content Description

大沢在昌のデビュー作「佐久間公シリーズ」幻の長編小説が蘇る。法律事務所の失踪人調査人・佐久間公の乗る車に爆弾が仕掛けられていた。幸い難を逃れた公だが、犯人が誰だかわからない。そんななか、銀行の頭取令嬢の依頼で失踪した恋人を探してほしいと言われるが・・・・・・大沢ハードボイルドの原点、ここに復活!

【著者紹介】
大沢在昌 : 1956年名古屋市生まれ。79年「感傷の街角」で第1回小説推理新人賞を受賞し、デビュー。86年「深夜曲馬団」で第4回日本冒険小説大賞最優秀短編賞、91年『新宿鮫』で第12回吉川英治文学新人賞、第44回日本推理作家協会賞、94年『無間人形 新宿鮫4』で第110回直木賞、2001年『心では重すぎる』、02年『闇先案内人』と連続で日本冒険小説大賞、04年『パンドラ・アイランド』で第17回柴田錬三郎賞、06年『狼花 新宿鮫9』で日本冒険小説大賞、10年に第14回日本ミステリー文学大賞、12年『絆回廊 新宿鮫10』で日本冒険小説大賞、14年『海と月の迷路』で第48回吉川英治文学賞を受賞する。2022年、紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • カブ

    双葉文庫40周年記念「佐久間公シリーズ」第一弾。久しぶりにハードボイルドに浸った。タバコ、洋酒、バー、80年代の東京と軽井沢を舞台に繰り広げられる物語に引き込まれた。ありえないことが描かれているのが心地よい。

  • 海の仙人

    新装版が出版されるという新聞広告を目にして手にした一冊。読んだのは新装版ではなく、2002年出版の作品。法律事務所の失踪人調査人・佐久間が活躍するハードボイルド。恋人捜しから端を発した調査が石油マネーに絡んでいく、予測不能の面白さ。随所に昭和の臭いが漂う逸品でした。しばらくシリーズを追ってみたいと思います。

  • 森オサム

    失踪人調査人・佐久間公シリーズ一作目。1980年の作品なので私が小学六年生の頃。喫煙描写や個人情報の取り扱いなど流石に時代が古過ぎて、ある意味時代劇の様でした。その上ストーリー展開やキャラの造形、行動の説得力等々が腑に落ちず、正直ちょっと読むのキツかった。派手な展開にしようと言う意気込み、主人公をとにかくタフな若者に設定したこだわり、当時のファッションや車の描写、また洒落た会話を目一杯詰め込んだ世界観。コレにハマって楽しめるのは、当時既に大人だった方のノスタルジーしか無いのでは?。私では若過ぎたな(笑)。

  • たーさん

    大沢御大のデビュー作からの主人公、佐久間公シリーズ1作目。新宿鮫や狩人シリーズはほぼ読んでましたが佐久間シリーズは「雪蛍」や「心では重すぎる」だけ。初期作品が新装版で読めてよかった!ある大学生の失踪事件と依頼され友人の沢辺の頼みでバーテンダーの失踪事件も調査することになった公。失踪事件調査が内閣情報調査室まで巻き込む大事件に発展するのは今の大沢作品に通じます。軽井沢の山荘を舞台に移したシーンは大活劇。若き探偵の奮闘。佐久間シリーズをこの機会に読破してみたいと思います。

  • リュウジ

    ★2 表現的にも事件的にも展開的にも古臭さを感じてしまった。絶版だったのでずっと読みたいと思ってた作品だったがある意味古典だった。作品の初出は40年以上も前の1980年。雑誌「POPEYE」が全盛でシティーボーイという言葉を恥ずかしくもなく使えた時代。その時代が文章にも色濃く出た半熟のハードボイルド。さらにみんな聞かれると個人情報をすぐにばらすわ、病室でもタバコを吸うわ(笑)。ただP185で佐久間公が自身の心情を語る所で「探偵は職業ではない。生き方である」という後の作品に出できた名セリフの片りんは感じた。

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