24の性格的小品作品36

ロシア音楽とロマン派が織りなす美しさ！それぞれユニークなキャラクターを持つ24の小品集

『24の性格的小品 作品36』は、1894年、アレンスキー（ロシア-ノヴゴロド 1861-1906）が作曲家として、またピアニストとして勢いのある時期に作られた。24種類の調が用いられ、各楽曲にタイトルが付けられており、それぞれがキャラクターを持つ曲集である。
アレンスキーは「ロシアの作曲家」というイメージから、壮大でドラマティックかつ民族的な作風を予想されがちだが、実際はメンデルスゾーン、ショパン、リスト、シューマンといったロマン派特有の繊細で優美なメロディーを持つ叙情性に溢れた作品が多い。
今日ではあまり演奏される事が少ないアレンスキーの作品を知るのに最適な曲集。また、演奏効果は高いので、新しいレパートリーを探している方にもお薦めの1冊。

【収載曲】
《24の性格的小品 作品36》
1. PRÉLUDE　（プレリュード）
2. LA TOUPIE　（独楽）
3. NOCTURNE　（夜想曲）
4. PETITE BALLADE　（小さなバラード）
5. CONSOLATION　（慰め）
6. DUO　（デュオ）
7. VALSE　（ワルツ）
8. IN MODE ANTICO　（古風な旋法で）
9. PAPILLON　（蝶々）
10. NE M'OUBLIEZ PAS　（私を忘れないで）
11. BARCAROLLE　（舟歌）
12. INTERMEZZO　（間奏曲）
13. ETUDE　（練習曲）
14. SCHERZINO　（スケルツィーノ）
15. LE RUISSEAU DANS LA FORÊT　（森の小川）
16. ELÉGIE　（エレジー）
17. LE RÊVE　（夢）
18. INQUIÉTUDE　（不安）
19. RÊVERIE DU PRINTEMPS　（春の夢）
20. MAZURKA　（マズルカ）
21. MARCHE　（行進曲）
22. TARENTELLA　（タランテラ）
23. ANDANTE CON VAUIAZIONI　（アンダンテと変奏）
24. AUX CHAMPS　（平原にて）