Books

Watchmen

Alan Moore

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784796870573
ISBN 10 : 4796870571
Format
Books
Release Date
March/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Product Description

Who watches the watchmen?(誰が見張りを見張るのか?)

SF文学の最高峰ヒューゴー賞をコミックとして唯一受賞し、タイム誌の長編小説ベスト100にも選ばれた、グラフィック・ノベルの最高傑作!
アメリカン・コミックスがたどり着いた頂点がここにある――。2009年3月公開映画原作。

・48ページにわたる豪華資料(アラン・ムーア、デイブ・ギボンズによる寄稿、キャラクター設定資料、コンセプトアート、アラン・ムーアの原作原稿、パイロット版)を収録。
・全ページ再カラーリングによる完全改訂版。


【あらすじ】
1985年、核戦争の危機が目前に迫る東西冷戦下のアメリカで、ある日、ひとりのニューヨーク市民が殺害される。政府により禁止されたヒーロー活動を続けていたロールシャッハは、独自の調査で、殺害されたのが、かつての仲間コメディアンであることを突き止める。これはヒーロー抹殺計画の第一段階なのか? 事件を追ううちに、ヒーローたちはそれぞれの心の闇に直面し、やがて世界を根底から覆す巨大な陰謀に巻き込まれていく……。


【著者紹介】
(作)アラン・ムーア
1953年イングランド出身。1980年コミックライターとしてデビューし、以降「V フォー・ヴェンデッタ」「フロム・ヘル」などの著作で数々の賞を受賞している稀代の名ライター。その複雑で思慮に富んだストーリーによって1980年以降のコミックスシーンにおいて最も重要なクリエイターの一人に数えられており、その後の全てのコミック作家に影響を与えたと言われている。

(画)デイブ・ギボンズ
1949年イングランド出身。1973年にプロデビューし、「2000A.D.」「ハーレム・ヒーローズ」「ダン・デア」などの作品を手掛ける。


WATCHMEN and all related characters and elements are trademarks of DC Comics (c) 2008. All Rights Reserved.

Content Description

“金曜の夜、ニューヨークで一人の男が死んだ―”1985年、核戦争の危機が目前に迫る東西冷戦下のアメリカで、かつてのヒーローたちが次々と消されていた。これはヒーロー抹殺計画のはじまりなのか?スーパーヒーローが実在する、もうひとつのアメリカ現代史を背景に、真の正義とは、世界の平和とは、人間が存在する意味とは何かを描いた不朽の名作。アメリカン・コミックスがたどり着いた頂点がここにある。全ページ再カラーリングに加え、48ページにわたる豪華資料を収録した完全改訂版。SF文学の最高峰ヒューゴー賞をコミックとして唯一受賞し、タイム誌の長編小説ベスト100にも選ばれた、グラフィック・ノベルの最高傑作。

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
膨大な情報量と緻密なストーリー展開。正直...

投稿日:2010/01/05 (火)

膨大な情報量と緻密なストーリー展開。正直日本のマンガに慣れているとコッテリとしたアメコミ画ではありますがそれがこの世界を支えていると行っても過言ではないです。 信念、正義…社会の中でのその視点や方向性が違うと「悪」足りえるのか?果たして善悪の判断は誰に委ねられるのか?読めば読むほどにぐっと物語りに引き込まれます。

te2 さん | 静岡県 | 不明

2

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    読了まで時間が掛かりましたが、HBOで(原作より時が経った形で)ドラマ化されるまでには間に合った・・・。先に映画を見ていたのだが、原作を読むと至るところで伏線が張られ、しかもミステリーとしてもフェアプレイである事が分かる構成になっていたのが凄い。そしてヒーロー達だけでなく、モブとして処理されがちな者(二人のバーニー、ジョセフィンと元恋人、タクシー会社の兄弟、マル夫妻、そして生まれたばかりの怪物でさえ)にも人生の重みはあったのだと伝えてくれる。特に最初と最後の頁のネームへの情報量に尊敬の念がこみ上げてくる

  • HANA

    who will watch the watchmen?条約によってヒーローの活動が禁止されたアメリカ。そんな中一人の引退したヒーローが殺された……。いやアメコミの地位を一気に引き上げた傑作の名に恥じず面白かった。現実とヒーローをリンクさせるのは今でこそ数多いが、最初期にして最大の傑作だなあ。80年代冷戦当時の核戦争が身近にある生活や、ヒーローにもある私生活。作品は全編暗いトーンで進行するし、随所の張り巡らされた伏線は気になるし。特にロールシャッハが嵌められてからは一気読み。今から映画版の方を見なければ。

  • Vakira

    「今、この地に集う我々は、好むと好まざると拘わらず、世界の自由を守る城壁の見張りとなる宿命なのです」By JFK。マスクドヒーロー。スーパーマンの様に超能力はありません。バットマンの様な身体能力と武器とマスクがヒーローたる由縁。1939年という第二次世界大戦前にマスクドヒーロー7人でミニッツメンは結成される。自警組織。善悪の判断は自ら行い鉄槌を下す。しかし1949年自警防止規則が制定され解散。Drマンハッタンとコメディアンの2人は政府に雇われ継続。そのコメディアンが殺害されたところから物語は始まる。

  • 白義

    冷戦が徐々に加熱し、破滅へと向かっていく時代。状況自体のあまりの馬鹿馬鹿しさに、全ての正義がコメディでしかなくなっていく世界で、自らの信じる道を生きようとしたオジマンディアスとロールシャッハは、その狂気と愚かさゆえに意志を貫き真実のヒーロー足りえたという点で、鏡のように似通った存在だと言えるだろう。そんな二人とまた、対照的に、ドクターマンハッタンは全能の力を持って全てを見渡すが、それゆえの幻滅と虚無感が、彼が神でもサタンでもない、巨大な力と運命に流される人間だということを示唆している

  • GM職員

    金曜の夜、ひとりの男が殺された。被害者は米政府公認ヒーローとして工作活動をしていた壮年男性。夜な夜な非合法自警活動に勤しむ男・ロールシャッハが事件を追うが、次々と元ヒーローが狙われ─。同時代のニューヨークを舞台にした80年代傑作コミックを初読み。冷戦下の核戦争の緊張感に根差した、当時特有の世紀末観の中で「ヒーローとは何か」の問いを突き付けられた。善人と悪人と超人と狂人…そのどれかであり、そのどれもでもあるのかもな。それでも、目の前の困っている人や助けを呼ぶ声を見過ごせないのがヒーローであって欲しいと思う。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items