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ISBN 10 : 4167169479
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終戦の年、空襲で避難した谷中墓地で見た、夜空一面から朱の光が降りそそいでいた情景。銀行の現金引出し専用機の前で、チャリンと出てきた十円硬貨一枚に一瞬頭が錯乱したこと。小説家を目指す少年からの手紙や、漂流記の魅力について―事実こそ小説である、という徹底した創作姿勢で知られる著者が遺した、珠玉のエッセイ。
目次 : 「月日あれこれ」から(谷中墓地 空襲の一夜/ 「事件」が「歴史」になる時 ほか)/ 「井の頭だより」から(苺のかき氷/ 図書館長 ほか)/ 歴史の大海原を行く(多彩な人間ドラマ/ 小説の書き出し にがい思い出 ほか)/ 日々の暮しの中で(近所の鮨屋/ こぶ平さんと正蔵さん ほか)/ 対談 なつかしの名人上手たち―小沢昭一・吉村昭
【著者紹介】
吉村昭 : 1927年、東京生まれ。学習院大学中退。66年「星への旅」で太宰治賞を受賞。73年一連のドキュメンタリー作品の業績により第21回菊池寛賞を受賞する。他に「ふぉん・しいほるとの娘」で吉川英治文学賞(79年)、「破獄」により読売文学賞、芸術選奨文部大臣賞(85年)、「冷い夏、熱い夏」で毎日芸術賞(85年)、さらに87年日本芸術院賞、94年には「天狗争乱」で大佛次郎賞をそれぞれ受賞。97年より芸術院会員。2006年7月31日永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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やすらぎ
読了日:2022/11/06
ケンイチミズバ
読了日:2020/07/29
じいじ
読了日:2023/04/04
Shoji
読了日:2021/12/03
たぬ
読了日:2022/09/17
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