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ISBN 10 : 400011445X
Content Description
2000年代以降の各フィールドでの実証研究を通して活動してきた研究者の論考を所収。ポスト構造主義以後のジェンダー研究における「実践」「権力」「主体と構造」等をめぐる議論の到達点を指し示す論考を収録。
目次 : 1 経験と構造(顔にあざのある女性たち―ジェンダーと障害から考えるルッキズム/ 「セックスワーカー」とは誰か―グローバルな性取引の構造と経験/ 在日朝鮮人一世女性にみる植民地的ディアスポラの経験と対抗的公共圏)/ 2 規範(被害者の意思をどう認識するか―刑事司法における性暴力の扱いをめぐって/ 「レズビアン」という名づけと表明―ツールとしての「アイデンティティ」の可能性/ 性同一性障害のエスノグラフィ)/ 3 男性性/権力(「男性性による抑圧」と「男性性からの解放」で終わらない男性性研究へ/ なぜ性別分業は再生産されるのか―家父長制再考/ 性別分業における権力関係―R・マーフィーの権力概念による検討)/ 4 グローバル社会の中のジェンダー(戦争と暴力―戦時性暴力と軍事化されたジェンダー秩序/ 日本のネオリベラル・ジェンダー秩序―新自由主義とジェンダーの理論的視座)
【著者紹介】
山根純佳 : 1976年生。実践女子大学教授。ジェンダー研究、再生産・ケア労働論
丸山里美 : 1976年生。京都大学大学院文学研究科准教授。社会福祉学、ジェンダー研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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