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おれの墓で踊れ 徳間文庫

Aidan Chambers

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784198946661
ISBN 10 : 4198946663
Format
Books
Release Date
August/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

16歳の少年ハルは、「死んだ友人の墓を損壊した」という罪で逮捕された。だが「なぜそんなことを」という問いに、ハルは答えようとしない。深夜、18歳で死んだ友人バリーの墓で、ハルは何をしようとしていたのか。バリーはなぜ死んだのか…。ハルが唯一信頼する教師オズボーンの勧めで書き始めた手記から、次第に、ハルとバリーの絆と破局、ふたりが交わした誓いが明らかになる…。最も残酷な形で恋を失った少年の混乱と再生を描く、心に驚く青春小説。1980年代にヨーロッパ中の若者の心を捉え、今なお読み継がれている一冊。

【著者紹介】
エイダン・チェンバーズ : 1934年イギリス北部生まれ。15歳から文章を書き始める。ロンドンで教職課程を終え、サウスエンド・オン・シーで英文学と演劇を教え始める。60年代にはグロスターに移り、教師を続けながら僧院の僧となる。僧院での生活で「沈黙と熟考の大切さ」を認識したという。68年に児童書の書評専門誌の編集に携わっていた夫人と結婚、70年には夫妻で出版社を興し、児童書の書評誌の出版を始め、現在も各国の優れた児童書をイギリスに紹介。この業績に対し82年にはエリナー・ファージョン賞を贈られた。『ブレイクタイム』(1978・未訳)や『おれの墓で踊れ』(徳間書店)等、寡作ながら質の高い作品を送り出す作家として注目を集め、『二つの旅の終わりに』(徳間書店)でカーネギー賞とプリンツ賞を、2002年には国際アンデルセン賞を受賞した

浅羽莢子 : 東京大学文学部卒。英米文学翻訳家。訳書多数。2006年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ブラックジャケット

    青春小説というジャンルには若書きの名作が数多くある。本著もその例かと思うほど、エネルギッシュな文体に魅せられた。ところがベテラン作家の青春小説で、新聞記事から、友人の墓を損壊した少年の記事からヒントを得たという。どちらかが先に死んだら相手の墓の上で踊る、という奇妙な誓いを互いに立てたという。1980年代のイギリスの海岸を舞台に繰り広げられた、加速する青春小説は色が褪せない。ソーシャルワーカーの報告書が登場するが、こちらが著者の視点なのかもしれない。若くない人が書いても、輝いていれば良い青春小説なのだ。

  • ねおん

    書店で見かけて、映画版の装丁と“おれの墓で踊れ”というタイトルに惹かれて購入。10代の少年の切なさ儚さ痛さが描かれていて、こちらも切なくなる。構成が面白くて、全体的に主人公自身が何があったのかを文章にしている形なので、本当の本当のところは語られていない,二人だけの物語なのだなぁと思わされる。新しい未来を見て進んでいかないといけないというのは少し悲しいことではあるけれど、生きている限りはそうしないといかれないのかな。小説を読んでから映画も観てきたのだけれど、とっても良かった!

  • かしこ

    面白かったよ…イギリスの中流下級の高校を卒業する年頃の少年たち。ヨットとバイクで遊び、親の経営するCD屋で少年2人で働く。若者の生活はその時代の流行に彩られている。だから時が経てばすぐ古臭く感じる。それが若者らしさ。 ひと夏付き合い、別れの大喧嘩をして、すぐバイク事故で死んでしまう年上のバリー。喧嘩の原因になったノルウェー人少女が残されたハルにあんたの性格の悪かった点は…と分析するところが良かった。私にも2人の性格や恋がわかった。もっとドロドロしてもいいのに、すごくドライなところがイギリス小説っぽいな…

  • はにー

    映画が物凄く好きで原作も読みたくなって。 やっぱり小説は映像よりも登場人物の心情がよく見れていいなぁと思いました。

  • 青猫ノラ

    それぞれの立場から浮き上がる物語。書くことが癒しと成長につながるストーリーは多いけど、これは完成度高め。

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