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ポアロ登場 クリスティー短篇集 ハヤカワ・クリスティー文庫

Agatha Christie

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784151300516
ISBN 10 : 4151300511
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2004
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

有名な女優のもとにダイヤの盗難予告が届いた。依頼を受けたポアロは、ダイヤにまつわる因縁話の裏にひそむ秘密を、みごとに看破する――「〈西部の星〉盗難事件」をはじめ、ポアロが手がけた初期の事件14篇を収録。彼のキャラクターの形成過程を知るうえでも興味深い、女史の処女短篇集!

【著者紹介】
アガサ・クリスティー : 1890年、保養地として有名なイギリスのデヴォン州トーキーに生まれる。1914年に24歳でイギリス航空隊のアーチボルド・クリスティーと結婚し、1920年には長篇『スタイルズ荘の怪事件』で作家デビュー。1926年には謎の失踪を遂げる。様々な臆測が飛び交うが、10日後に発見された。1928年にアーチボルドと離婚し、1930年に考古学者のマックス・マローワンに出会い、嵐のようなロマンスののち結婚した。1976年に亡くなるまで、長篇、短篇、戯曲など、その作品群は100以上にのぼる。現在も全世界の読者に愛読されており、その功績をたたえて大英帝国勲章が授与されている

真崎義博 : 1947年生、明治大学英文科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Kircheis

    ★★★★☆ ポアロの短編集。 ミステリーとしては、全体的なディテールの粗いものが多く、長編の方が面白いと感じたが、ポアロの自意識過剰で、神経質な性格は非常に印象的に描かれており、なかなか楽しめる。逆にヘイスティングスは空気となってしまっているので、その点は残念。 どんでん返しにしてやられた「ヴェールをかけた女」と、ポアロにしては単純な間違いだった唯一の失敗事件「チョコレートの箱」がお気に入りである。

  • stobe1904

    【クリスティ初期短編集】ポアロとヘイスティングス大尉コンビの短編14作から構成されている。クリスティの短編はよく覚えていなかったので改めて読んでみたが、どの作品も切れ味抜群で、これらの作品が100年近く前のものとは、とても思えないくらい、時代を感じさせないクリスティ作品の普遍性を改めて感じた傑作短篇集だった。★★★★★

  • 六点

    ポアロシリーズ最初の短編集。14作の作品は、ポアロの失敗譚である「チョコレートの箱」を始めとし、切れ味だけは素晴らしい作品ばかりである。しかしクリスティー先生は本当に同時代の女性が嫌いだったのだなあ、と、言いたくなる。ヘイスティングズは一体『カーテン』まで何度「チョコレートの箱」と呟いたのだろうか。

  • chantal(シャンタール)

    【第170回海外作品読書会】クリスティの初期短編集、道理でポワロやヘイスティングが若々しいわけだ。ポアロって、こんな風に喋るんだっけ?なんだかこれじゃあホームズみたいだよなあ、と思っていたら、クリスティ解説本にクリスティは大のホームズファンで、ホームズへのオマージュのような作品集と書いてあった。どのお話も長編にして欲しいくらい面白かった。解説書にはクリスティは短編に向いてないとあったが、どうしてどうして、私は彼女の短編集はどれも面白いと思うけど。再読だったらしいが、本人も忘れてるぐらい遥か昔に読んだ作品。

  • Tanaka9999

    2004年発行、早川書房のクリスティー文庫。14編。短編集。この手の小説の短編は探偵役の個性が際立つのではないだろうか。ある意味ポアロの嫌味というか、その部分がはっきり出ている。長編だとポアロ以外の部分も多く出てくるが、短編だとポアロが全面に出てくるから。でも、私はこのポアロは面白く感じる。

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