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もの言えぬ証人

Agatha Christie

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784151300141
ISBN 10 : 4151300147
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2003
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ポアロは巨額の財産をもつ老婦人エミリイから命の危険を訴える手紙を受けとった。だが、それは一介の付添い婦に財産を残すという問題のある遺言状を残して、彼女が死んだ二カ月後のことだった。ポアロとヘイスティングズは、死者からの依頼に応えるとともに、事件に絡む愛すべきテリア“ボブ”の濡れ衣も晴らす。

【著者紹介】
アガサ・クリスティー : 1890年、保養地として有名なイギリスのデヴォン州トーキーに生まれる。中産階級の家庭に育つが、のちに一家の経済状況は悪化してしまい、やがてお金のかからない読書に熱中するようになる。特にコナン・ドイルのシャーロック・ホームズものを読んでミステリに夢中になる。1914年に24歳でイギリス航空隊のアーチボルド・クリスティーと結婚し、1920年には長篇『スタイルズ荘の怪事件』で作家デビュー。1926年には謎の失踪を遂げる。様々な臆測が飛び交うが、10日後に発見された。1928年にアーチボルドと離婚し、1930年に考古学者のマックス・マローワンに出会い、嵐のようなロマンスののち結婚した。1976年に亡くなるまで、長篇、短篇、戯曲など、その作品群は100以上にのぼる。現在も全世界の読者に愛読されており、その功績をたたえて大英帝国勲章が授与されている

加島祥造 : 1923年生、1947年早稲田大学英文科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Kircheis

    ★★★★☆ ポアロ物の中ではあまり有名ではないかも知れんが好き。 犯人は最も意外な人、と言っても過言ではないでしょう。 本作は『ひらいたトランプ』の次の作品ということもあり、犯人の心理面から推理していく感じだった。その分あっと驚くトリック等はなく、ヘイスティングスは完全にお荷物となる。 個人的にはポアロ一人の方が面白くなった気がする。 なお、サブキャラのボブが最高!犬好きの自分からすれば、彼の存在だけでも名作決定!

  • つーこ

    クリスティー再読月間。1〜2を争うくらい好きな作品です。いきなりグッと物語に引き込まれてしまう書き出しも、一番に犯人候補から除外してしまう意外な犯人も、好々爺一辺倒ではないポアロの冷酷な側面が垣間見れ瞬間も。読み終えて鼻息が荒くなるくらい好きです。さらには、愛犬に癒された彼女ならではの、深い愛情が注がれたボブが愛くるしいことこの上ない。できればポアロの相棒くらいにはなって欲しかったんだけど、彼はヘイスティングスの方が好きみたい・・。

  • Tanaka9999

    犯人を推理する過程は普段からわからないのだが、特にわからなかった。ただ、一人ぐらいは登場人物一覧を見直さないとわからない人がいるのだが、今回は把握できた。

  • NAO

    依頼主は死んでしまっている。しかも、病弱だったという老人にありがちな死に方で、自然死と考えられているといわれ、遺族に異存がなければ、もはや、ポアロの出番はない。ところが、ポアロへの依頼を考えた人間がその数か月後に亡くなるというのはやはりどうしてもおかしい、とポアロは考える。自信家ポアロならではの考え方だ。怪しい人物がどっさり、少し胡散臭げな人物たちが少々。怪しげな人にばかり気を取られていると、ちょっとしたヒントを見過ごしてしまうことになる。

  • kaizen@名古屋de朝活読書会

    古い版を持っていたのに、この新版を、図書館で借りてきてしまいました。 旧版にくらべて380ページが520ページに増えているのは、 文字が大きくなったことと、 解説がなかったのが解説がついたことの両方が原因のようです。 解説は、結構辛辣で、類書にないタイプであるので必読だろう。 本文は、遺言状にまつわるどたばた。 ポアロものの一つとして必読だと思う。

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