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被疑者アンデルセンの逃亡 (仮)下 竹書房文庫

A.j.カジンスキー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784801932173
ISBN 10 : 4801932177
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

真犯人を突き止めるため、アンデルセンはモーリーを説得。強引に協力を取り付けると、アナが眠る病院へ向かう。引き揚げられたアナの亡骸を見たとき、アンデルセンは奇妙な違和感を抱いていた。その理由を確かめるため忍び込んだ霊安室でアンデルセンは、ついに手掛かりを掴む。アナの胸元に別の誰かの乳房が縫い付けられているのを発見したのだ。違和感の原因はこれだった。恐らく、被害者はもう一人いる。そして、その先に真犯人がいるはずだ…。アンデルセンはさらなる証拠を探すも、その動きを察知した真犯人が行動を起こす。無人の倉庫でアンデルセンを強襲。意識を奪い、急勾配の階下へ転落させることに成功する―。『人魚姫』『マッチ売りの少女』―名作誕生の“if”を探る歴史ミステリ。

【著者紹介】
トーマス・リュダール : 小説家。デビュー作『楽園の世捨て人』(早川書房)は15か国以上で出版。同作で「デンマーク新人文学賞」(2014)、「デンマーク犯罪スリラー小説賞」「ガラスの鍵賞」(2015)を受賞

池畑奈央子訳 : フランス文学翻訳家。筑波大学比較文化学類卒、ロンドン大学修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ライム2

    子供の頃、『人魚姫』(上巻表紙)も『マッチ売りの少女』(下巻表紙)もトラウマだったことを思い出した。童話の結末を知っているだけにそうはならないでほしいと思いながら読んだが...。良い子にはお勧めしないが、過度の期待をしなければ、それ以外の人には一読の価値はあるかも。

  • バケマル

    あぁ…そういうことでしたか…人魚姫。 やはりアンデルセンの人魚姫はアンダーなシーで陽気に歌ったり蛸の魔女とイッツァディールしたりしないのですよ。 ただ王子様に愛されたかっただけなのに、その気持ちさえも気付かれず。それどころか誰にも認められずに海の泡になるの…やっぱり王子はクソ…んっんゲフン…そして、マッチ売りの少女の切なさときたら! 不運続きなアンデルセンと、強かに生きたい売春婦のモリーが真犯人にたどり着くまではハラハラサスペンス…が!最後まで読むと、やっぱりアンデルセン童話のほの暗さが根底にあった。

  • nizi

    ネタはいいんだけど、主人公のアンデルセンが……。すぐ泣いて失敗して窮地に陥るのが大変なストレスだった。こういう境遇になれば皆へこたれるのかもしれないが、物語の主人公としては違うだろう。

  • えりんぎ

    上下読了。全体を通して当時の過酷な労働環境や身分社会を丁寧に書いており、仄暗い雰囲気が漂っていた。結末もハッピーではないため、ファンタジー要素が強過ぎない。その点がかえって私はすんなりと読むことができた。忠実な描写から、平等や人権、技術進歩、ジェンダーなどを今一度考えさせられる本でもあった。 また『人魚姫』と『マッチ売りの少女』がそう絡んでくるとは思わず、衝撃だった。かなりのボリュームだが、飽きや冗長さを感じることなく、存分に世界観に浸ることができる作品だった。今後もこの作家さん達に注目していきたい。

  • じぇろポーta

    「犯人」の動機が割と最初の方から予想出来て大体そのまんまだったけど、こういうキャラを今時そんな描写する!?ってビックリした。まぁ最先端(当時)医学の力だの、シュナイダー博士の思想に感化されてるだの、こういうことやるよなあこいつは…って前振り自体はちゃんとしてたと思うけど。作中で示される童話作家になる動機がああなので実はシリーズ化したいのか作者たち?とちょっと思った。人魚姫はともかくマッチ売りの少女誕生秘話にはえ〜っ…。黒人奴隷の少年を見世物にしてキャッキャする屑共の描写なんかは良かったです。

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