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ISBN 10 : 4846021572
Content Description
現在推理小説とよばれている探偵小説が、摩訶不思議な謎の提供と、一分の隙もない論理的な解明という、長篇小説の形で定着したのは、一九二〇年代から三〇年代の初期のことではなかったろうか。私がはじめてそういう傾向の探偵小説にぶつかったのは、大阪薬専の学生時代のことであった。物はA・A・ミルンの「赤い家の秘密」であった。当時神戸から大阪の学校へ汽車通学をしていた私は、神戸の古本屋で全冊見つけて揃えると、汽車の中で、教室で、講議もそっちのけにして、教師にかくれて貪り読んだ。(横溝正史「推理小説の故郷」より)
目次 : 赤屋敷殺人事件/ 推理小説の故郷(横溝正史)/ 父を支えた猫たち犬たち(野本瑠美)
【著者紹介】
A・A・ミルン : アラン・アレクサンダー・ミルン。1882年、英国ロンドン生まれ。1925年より児童小説“くまのプーさん”シリーズを執筆。『赤い館の秘密』(1922)等、ミステリの著書もある。1956年死去
横溝正史 : 1902年5月24日、兵庫県生まれ。本名・正史(まさし)。1921年に「恐ろしき四月馬鹿」でデビュー。48年、金田一耕助探偵譚の第一作「本陣殺人事件」(1946)で第1回探偵作家クラブ賞長編賞を受賞。1981年12月28日、結腸ガンのため国立病院医療センターで死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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だるま
読了日:2023/01/31
だいふく
読了日:2023/10/05
うさ
読了日:2023/06/11
みるく
読了日:2024/12/26
Tommy
読了日:2025/05/07
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