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ISBN 10 : 4422114905
Content Description
なぜ人は、人を助けようとするのか。なぜ善意の援助が人を傷つける結果を招くのか。ユング心理学の立場から、援助する人とされる人の間に起こる力の関係を解明。援助専門家の内に潜む“影”や“悪”の問題に鋭い光をあて、援助の本質に迫る。援助専門家のための必読文献、待望の復刊。
目次 : ソーシャルワークと審問/ 精神療法家―いんちき医者、偽りの預言者/ 分析家と被分析者の最初の出会い/ 治療関係はファンタジーである/ 分析家と被分析者の分析以外の生活/ 性と分析/ 同性愛に対する有害な不安/ おもねり、へつらうものとしての分析家/ 意味を追求することの濫用/ 力をもった医者と子供のような患者/ 「治療者―患者」元型と力/ 元型の分裂/ 分裂した元型を力によって結び合わせること/ 医者、精神療法家、ソーシャル・ワーカー、教師/ 影、破壊性、そして悪―人は人にとって狼である/ 分析は失敗するものと運命づけられているのであろうか/ 分析は助けにはならない/ エロス/ 個性化/ 孤立無援の精神療法家/ 再びエロスについて
【著者紹介】
A・グッゲンビュール=クレイグ : 1923年生まれ。スイスのチューリッヒ大学医学部で精神医学を修めた後、精神科医、分析家としてチューリッヒで開業。スイス、C・G・ユング研究所の所長を勤め、ユング派分析家として活躍
樋口和彦 : 1927年横浜生まれ。同志社大学神学部・大学院神学研究科修了。米国アンドヴァー・ニュートン神学校にて神学修士(S.T.M)および神学博士(D.Min.)を取得。京都文教大学学長。深層心理学、宗教心理学専攻。C・G・ユング研究所にて在外研究。1983年、ユング派精神分析家の資格を取得
安溪真一 : 1946年富山県生まれ。1970年京都府立医科大学卒(精神医学専攻)、1972年から樋口和彦教授より教育分析を受ける。1981〜1985年、チューリッヒ、ユング研究所留学。1985年11月、ユング派分析家資格を取得。分析心理クリニック(京都)、宝塚三田病院医師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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