Cumulo Nimbus

テキサスの名門レーベル”FABLE”の幻の名盤が再入荷！
さらにジャズ色を増した、テキサス産スピリチュアル・ジャズの金字塔！ジャズ系のＤＪやコレクター達から圧倒的な評価を得ている1975年リリースの「47 Times Ｉｔｓ Own Weight/Cumulo Nimbus」です。美しい積乱雲をあしらったジャケットは有名で、各所のオークションではStarcrost同様、大変な高額（4万〜5万円前後）で取引されています。さてそのサウンドは、判り易く言うとStarcrostからボーカル・パートを除いて、少しへヴィーにしたようなインストゥルメンタル・バンド、と言った所でしょうか? Starcrost同様レーベル・オーナーのMike Mordecai氏がプロデュースするサウンドは、ホーン・セクションやエレキ・ベースを中心にしたグルーヴィーなジャズ。 しかも、今回はよりジャズ的なインプロヴィゼーションに重きを置いた演奏が繰り広げられており、つまり、より思索的で、本格的なジャズ・ファン向けのアルバムといえます。特に注目すべきナンバーは、まずはクラブ向けキラー・トラックとして名高い2曲目の「Marchof the Goober Woobers」。確かにそのホットなホーン・セクションは印象的です。そしてタイトル・ナンバーでもある6曲目の 「Cumulo Nimbus」も強力。こちらはやはりサックス・ソロを中心としたジャズ・グルーヴ・トラックです。どちらもFABLEレーベル独特のアヴァンギャルドなタッチも感じられ、そこがまた魅力でもあります。さらには本アルバム中唯一のライト・タッチなナンバーである、５曲目「Halyards」あたりもオススメです。とにかく、今回もアルバム全体としてクオリティの高いテキサス産ジャズ・グルーヴの傑作です。