Books

なぜ日本の「正しさ」は世界に伝わらないのか 日中韓 熾烈なイメージ戦

繻エ響子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784863102217
ISBN 10 : 4863102216
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

パブリック・ディプロマシーは日本を救えるのか!?領土問題でも歴史認識を巡る問題でも、日本の「正しい」主張はなぜ伝わらないのか?カギを握る新たな戦いの場で、日本がとるべき戦略とは…

目次 : 第1章 世界のパブリック・ディプロマシー戦で負け続けてきた日本(対外発信戦略:パブリック・ディプロマシーとは何か/ 領土・主権、歴史認識を巡る問題は世界でどう受け止められたのか ほか)/ 第2章 世界中でパブリック・ディプロマシーを展開する中国―ソフトパワーか、シャープパワーか(中国の「シャープパワー」とは何か/ 広告「チャイナ・ウォッチ」の脅威 ほか)/ 第3章 韓国の「反日」活動、主戦場は米国(全米に設置される慰安婦像/ 「対日非難決議」と呼ばれた米国下院121号決議 ほか)/ 第4章 韓国のイメージ戦略と日韓のすれ違い(慰安婦像という「アイコン」が示すもの/ レーダー照射問題に見る韓国のイメージ戦略 ほか)/ 第5章 各国が火花散らす「イメージ」を巡る戦い(「チャイナ・ウォッチ」が日本進出!/ 映画『主戦場』の日本全国公開がもたらすもの ほか)/ 終章 日本が目指すべき「戦略的パブリック・ディプロマシー」

【著者紹介】
〓原響子 : 1993年生まれ。2012年米国ウエストバージニア大学において国際政治学や通訳翻訳等を学び、2017年大阪大学大学院国際公共政策研究科修士課程修了。笹川平和財団安全保障事業グループ研究員、外務省大臣官房戦略的対外発信拠点室外務事務官を経て、2019年より日本国際問題研究所研究員、未来工学研究所研究員、京都大学レジリエンス実践ユニット特任助教。専門は、国際公共政策、パブリック・ディプロマシー、ストラテジック・コミュニケーション、メディア研究等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Worldさん

    パブリック・ディプロマシー(広報文化外交)について、このような事柄について考えたこともないつもりだったが全ての政策や外交について庶民はイメージでしか語ることをせず、そのイメージをよく見せるのは重要だな。右翼的な国策を強めた第二次安倍政権が中韓から批判された理由も理解。結局はセコさとしか感じないが海外の現地人が愛国心かは不明だがどれだけのロビー活動をするかの話だがそれも米国に限った話のようにも。印象においては正しさが優位の条件では無いと認識を得ることができ、読む価値のある本だった

  • box hound

    対外イメージ戦略の難しさを実感した。やはり相手の立場に沿っての理解が非常に重要であるとわかった。すぐ相手の外交態度に感情的、自国の立場で反論するのではなく、その国の事情を考慮してみることが最適解ではないか。

  • Ucchy

    領土や歴史認識について日本が関わるパブリック・ディプロマシーの最新情勢分析。中国、韓国が米国で展開する日本へのネガティブキャンペーン、それに対する日本の対応。相手の手法や展開される国の状況を見て的確に対応しなければ逆効果になってしまうこともある。第二次安倍政権では過去の失敗を踏まえて取組を改め、一定の成果も出始めている。パブリック・ディプロマシーは当にこれから重要な分野であると思った。

  • 朝ですよね

    人権、女性、歴史修正といった観点から疑念を持たれたり共感を得にくかったりすると正しさが伝わらない。また、レーダー照射問題における韓国の儒教的アピールのような、正しさを軸とした反論が意味をなさない場合も伝わらない。2015年度に戦略的対外発信予算が上積みされ、以降に米国内における信頼度が向上した点が紹介されている。パブリックディプロマシーの効果測定方法については、未だに学術的なコンセンサスはないようだ。抽象的なイメージ戦をいかにして効果的に進めるかが今後の課題だと思う。

  • 海垣夜助

    パブリックディプロマシーは対外的な世論の形成に寄与する一方で、プロパガンダ政策とも捉えかねない。こういった国家間での情報戦略は日常茶飯事であることを受け入れた上で、情報の取捨選択を行う必要がある

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items