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人間とは何か 文春学藝ライブラリー

sc恆存

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784168130595
ISBN 10 : 4168130592
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

気鋭の批評家によるアンソロジーの第三弾。福田は、近代文学の挫折の果てに、ついに自我の呪縛からみずからを解き放つ「人間観」を見出した。作家・福田恆存の誕生の軌跡がわかる一冊。

目次 : 1 文学とは何か(文藝批評の態度/ 表現の倫理 ほか)/ 2 近代の孤独(漱石の孤独感―「行人」の倫理/ 嘉村礒多 ほか)/ 3 孤独を開くもの(チェーホフ/ エリオット1(抄録) ほか)/ 4 言葉の藝術(シェイクスピアの魅力/ 飜訳論 ほか)/ 5 人物スケッチ・その他(坂口さんのこと/ 神西さんについて―凍れる花々 ほか)

【著者紹介】
福田恆存 : 大正元(1912)年‐平成6(1994)年。東京本郷に生れる。東京大学英文科卒業。中学教師、雑誌編集者、大学講師などを経て、戦後、文筆活動に入る。評論、劇作、翻訳の他、チャタレイ裁判では特別弁護人を務め、自ら劇団「雲」(後に「昴」)を主宰し、国語の新かな、略字化には生涯を通じて抗した。昭和31(1956)年、ハムレットの翻訳演出で芸術選奨文部大臣賞を受ける

浜崎洋介 : 1978(昭和53)年生れ。文藝批評家。日本大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ドクターK(仮)

    福田恆存というと、戦後の「進歩的知識人」たちに真っ向から対峙した保守派(場合によっては「保守反動」)の知識人というイメージがある。しかし、それは福田自身がもっとも嫌った「レッテル貼り」のイメージに過ぎないと、本書を読んで確信した。自己の中に宿る俗人を見出して苦悩する夏目漱石や、自己を直接告白するのではなく、比喩による純情の暗示に可能性を見た芥川龍之介など、福田による作家論は、文豪たちの持つ最も本質的な部分を読者に提示してくれる。その手並の鮮やかと核心を突く洞察力に、編者同様目が醒めるほどの驚きを覚えた。

  • 海野藻屑

    不可思議なもので人間とは何かと問いつづけると人間から遠ざかるなか

  • 海野藻屑

    記憶力がいいなこの著者。自分が生まれてきてからこのかたの自分の心のありようを明晰に解明している。

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