Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

• Cana.t.kazu

  読了日：2025/10/22

  　八百比丘尼を中心に勿論調べておられます　人魚とは何者かというのも興味ぶかかったです　大陸との関係なども日本海側であれば当然あると気づかされました　何事もそうですが，私たちが常識だとみているものが実は違う姿なのかもしれないというのは八百比丘尼伝説でもそうだと感じました

• 不純文學交遊録

  読了日：2025/05/26

  ロビンソン・クルーソーや浦島太郎などの物語に隠されたリアルを求めて旅する探検家、��橋大輔氏。今回は人魚の肉を食べて不老長寿を得たという八百比丘尼。伝説は若狭地方（福井県小浜市）をはじめ全国各地に点在し、室町時代の記録にも残る。人魚のモデルと考えられる生物はジュゴン、アシカやアザラシ、オオサンショウウオ、リュウグウノツカイ。比丘尼が食べた肉は何だったのか。謎解きの旅を通して見えてくる各地域の意外なつながりや伝説の相違点が興味深く、時を超えても変わらぬ人間の営みに感じ入る。

• nishioda

  読了日：2025/08/26

  小学生の頃に人魚のミイラの写真を見て、恐れ慄きつつもオカルトへの憧れを持っていたことを思い出す。 この作品は、八百比丘尼の食べた人魚の肉は何かという主題から、人魚に迫る作品。何冊か高橋さんの著作は読んでいるが、いつもさらっと読めてしまう。 先日読んだ高田崇史氏の作品ともリンクしていて、最近海幸山幸のターンがきているなと思う。

• 桜絵

  読了日：2025/04/22

  日本における人魚伝説。調査の視点は、筆者の出身地である秋田県で発見された人魚らしきものが描かれている木簡だった。そこから全国に散らばる人魚伝説の正体を探っていく。 日本の伝説の屋台骨になるのはやはり、越前若狭の八百比丘尼伝説。八百比丘尼が食べたものって一体なんだろう。アシカ？山椒魚？リュウグウノツカイ？筆者が定めた3つの条件を軸にしているため、比較がしやすい。全国の伝説から浮かび上がってくる人魚の様子がだんだん分かるのがとても面白かった。人魚……魅力的な存在だ。どこかにいるのかも。日本海とか。

• Go Extreme

  読了日：2025/02/10

  伝説の背景： 八百比丘尼の父ー龍宮のようなから人魚の肉を持ち帰る 肉はジュゴンだった可能性 小浜と沖縄の交流が伝説の背景 伝説のモデル： 浦島太郎が実在した可能性あり・伝説と歴史的事実が関係 人魚のモデルージュゴン、アシカ、オオサンショウウオなど 八百比丘尼の伝説： 伝説の発祥ー地元の歴史や民俗の影響 粟嶋神社の伝承→地域の神話と結びつき 現代への影響： 伝説が現代の文化や文学に影響 地方文化として八百比丘尼の伝説が地域のアイデンティティ形成に貢献 伝説は歴史的背景を持ち地域文化や伝承と密接に関係

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します