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小町はどんな女 (仮)「小説 小野小町 百夜」の世界

樹のぶ子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784296118274
ISBN 10 : 4296118277
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

小町の歌を手掛かりに紡がれた物語『百夜』とともに平安の「雅とあはれ」をたどる旅。

目次 : 第1章 私の中の小町/ 第2章 小野小町の人生(母・大町との別れ 雄勝・多賀城/ 父親との融和と理解の場 六道珍皇寺/ 小町の能力 神泉苑/ 愛の真実を知る場所 雲林院/ 桜を扇に乗せて思いを伝える 仁明帝深草陵/ 竹林と愛の悲劇 欣浄寺/ 小町は惨めに年老いたのか/ 山科の花と雪の里 随心院/ 平安時代の婚姻関係/ 香は男と女を結ぶ/ 業平と小町の出会い 慈恩院/ 魂を鎮めるところ 下出雲寺/ 父・篁との和解 笛を吹くということ/ 小町の歌の変遷/ 母恋い/ 鄙と都/ 出家というもの 石上寺/ 平安時代の暮らし)/ 第3章 対談 叶わぬところにあはれがある―〓樹のぶ子×歌人・小島ゆかり

【著者紹介】
〓樹のぶ子 : 1946年山口県生まれ。84年「光抱く友よ」で芥川賞、94年『蔦燃』で島清恋愛文学賞、95年『水脈』で女流文学賞、99年『透光の樹』で谷崎潤一郎賞、2006年『HOKKAI』で芸術選奨、10年「トモスイ」で川端康成文学賞。『小説伊勢物語 業平』で20年泉鏡花文学賞、21年毎日芸術賞。著作は多数。17年日本芸術院会員、18年文化功労者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    高樹 のぶ子は、新作中心に読んでいる作家です。6月に読んだ「百夜」に続いて、1,100年前の小野小町をめぐる旅のガイドブックを堪能しました。叶うならば、タイムスリップして日本を代表する絶世の美女、小野小町に逢ってみたいと思います。がっかりするかもしれませんが・・・ https://bookplus.nikkei.com/atcl/column/032900009/071200385/

  • なお

    『小説小野小町 百夜』の創作秘話が綴られている。小説を辿りながら東北雄勝の多賀城から始まり、都にある六道珍皇寺、神泉苑等がカラーで紹介される。小野小町に関する現存する資料は残念ながら少ない。『古今集』に十八首、『後撰集』に四首(小町の歌と確定されていない)の和歌が残るだけの中で、樹さんは小町の物語を形作っていった。後半に歌人の小島ゆかりさんとの対談がある。小町の時代にひらがな文化が発達し「掛詞」が使われるようになった由。万葉仮名は表音を借りて1字1音の漢字が使われる為、「掛詞」はできないと教えて頂いた。

  • かふ

    樹のぶ子『小説小野小町 百夜』のための小野小町についての下調べの紀行文(観光案内的な)と小町の歌の解釈について。『古今集』は紀貫之の編集意図があり、恋の歌に並べていた夢の歌は「母恋ひ」という。それは小町が個人の恋だけではなく、愛について歌っていたというのが興味深い。またそれまでの小町のイメージは男性視線で作られたもので、若い時はブイブイ言っていた女は年取って憐れになるというのではなく、もっと強い女性、母性的という感じなのかな。許しの思想みたいな。

  • びっぐすとん

    図書館本。高樹さんの在原業平の物語がとても面白く、小野小町の物語も出たと知り、図書館に予約中なのだが、こちらも見つけたので借りてみた。失敗!これは小説を読んでから読まないとネタバレになる!小説はかなり高樹さんオリジナルのお話のようだということでさらっと流し読み。小説を読んだあとにまた借りよう。

  • uniemo

    小野小町は歌はよく知られているけれど、どのような生き方をした方か知りたくて手にしました。史実としてはあまり残っていないので想像の部分が多いのですが、そうであっただろうなと思わせる面白さがありました。

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