Product Details
ISBN 10 : 4620210439
Content Description
夫の若き日の過ちに心を閉ざし、緑色の石の中に生きる妻を描いた「翡翠」、幼くして母を亡くした少年海太が見た絵の中の魔女の正体(「春の闇」)、山間のせせらぎをたどって集める亡き人の置き土産(「秋出水」)ほか24篇。日本人の感性が凝縮された「季語」を縦糸、忘れられない人との邂逅を横糸に、幻想的に紡がれた珠玉の掌篇集。
目次 : 新年(ほとほと)/ 春(猫の恋/ 春の闇 ほか)/ 夏(翡翠/ 鳴神月 ほか)/ 秋(笹まつり/ 秋出水 ほか)/ 冬(牡蛎殻/ 寒椿)/ 春(夜の梅/ 小町忌 ほか)/ 夏(竹落葉/ 紫陽花 ほか)/ 秋(星月夜/ 虫時雨 ほか)/ 冬(寒苦鳥)
【著者紹介】
〓樹のぶ子 : 1946年山口県防府市生まれ。東京女子大学短期大学部教養科卒業後、出版社勤務を経て、1980年「その細き道」を「文學界」に発表。1984年「光抱く友よ」で芥川賞、1994年『蔦燃』で島清恋愛文学賞、1995年『水脈』で女流文学賞、1999年『透光の樹』で谷崎潤一郎賞、2006年『HOKKAI』で芸術選奨文部科学大臣賞、2010年「トモスイ」で川端康成文学賞、『小説伊勢物語 業平』で2020年に泉鏡花文学賞、2021年に毎日芸術賞を受賞。2009年紫綬褒章受章。2018年には文化功労者に選出された。他の著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
powered by
ふじさん
読了日:2024/05/06
ちょん
読了日:2024/07/02
ryohjin
読了日:2022/03/19
豆ふうせん
読了日:2022/03/26
peace land
読了日:2023/01/21
(外部サイト)に移動します
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .

