Metamorfose -Sounds of Norwegian Cello : Frida Fredrikke Waaler Warvagen(Vc)Ingrid Andsnes(P)

変容〜ノルウェーのチェロ作品集

アルバム『変容（Metamorfose）』では、ノルウェーのチェロ音楽の核となる作品が5曲演奏されます。1883年にドレスデンで初演され、「活気、印象的な美しいメロディ、陽気な踊りのリズム、劇的なクライマックス」の音楽が広く親しまれているグリーグのチェロ・ソナタ イ短調。 カール・グスタフ・スパッレ・オールセン[1903-1984]の『変容』とオイスタイン・ソンメルフェルト[1919-1994]の『小組曲』、ダーヴィド・モンラード・ヨハンセン[1888-1974]の『バラード組曲』がグリーグのスタイルをしのばせる一方、アルネ・ヌールハイム[1931-2010]の『呼ぶ』は、強い表現性をもった音楽です。「たそがれゆく時代に慰めを求める人類の叫び」（ヌールハイム）。旧約聖書の詩篇130番「深い淵の底から、主よ、あなたを呼びます」から曲名がとられました。
　フリーダ・フレードリケ・ヴォーレル・ヴェールヴォーゲン[1988-]は、オーゲ・クヴァルバイン、トルルス・モルク、フランス・ヘルメション、トルレイフ・テデーエンに学び、主に室内楽奏者、オーケストラのプレーヤーとして活躍しています。楽器は、ニコラ・リュポが1823年に製作したチェロ。ピアニストのイングリ・アンスネス[1978-]は、ソロ活動と、現代ノルウェーの作曲家やアンサンブルとのコラボレーションがよく知られています。（輸入元情報）

【収録情報】
● スパッレ・オールセン：変容 Op.80-2（チェロ独奏のための）
● ソンメルフェルト：チェロ独奏のための小組曲 Op.43
● ヌールハイム：呼ぶ（チェロ独奏のための）
● モンラード・ヨハンセン：チェロとピアノのための組曲『バラード組曲』 Op.24
● グリーグ：チェロ・ソナタ イ短調 Op.36

　フリーダ・フレードリケ・ヴォーレル・ヴェールヴォーゲン（チェロ）
　イングリ・アンスネス（ピアノ）

　録音時期：2017年1月23-26日
　録音場所：オスロ、ソフィエンベルグ教会
　録音方式：ステレオ（DXD 24bit/352.8kHz／セッション）