The Komitas Legacy -Armenian Piano Trios -Babajanian, Grigoryan, Agoshian : Trio Aeternus

コミタスの遺産〜アルメニアのピアノ三重奏曲集

アルメニアの司祭で、音楽学者、歌手としても活動したコミタス（本名：Soghomon Soghomonian）を讃えるアルバムの登場。コミタス[1869-1935]は1869年生まれ。幼い頃に両親を失い、アルメニアの神学校で教育を受け、1894年に司祭となりましたが、アルメニア人虐殺事件に巻き込まれ精神を病み、悲劇的な最期を送ったことで知られています。また、フィールドワークにより収集した膨大な数のアルメニアの民俗音楽や歌から、固有のアクセントなどを解明し保存したことで「アルメニア音楽の父」と呼ばれています。
　コミタスの偉業を継承した作品を集めたこのアルバムには、「20世紀の古典」となったババジャニアン[1921-1983]の1曲の他、コミタスの『6つのアルメニアの小品』の民謡の編曲版を含む3つの世界初録音作品が収録されています。演奏は、イギリス人ヴァイオリニスト、アルメニア人のチェリストと、ポーランド人のピアニストにより2013年に結成されたトリオ・エテルヌスです。（輸入元情報）

【収録情報】
1. ババジャニアン：ヴァイオリン、チェロとピアノの三重奏曲嬰ヘ短調 (1952)
2. コミタス：6つのアルメニアの小品〜V.バルティキアンによるピアノ三重奏編 (2016)
3. グリゴリヤン：エテルヌス (2018)〜トリオ・エテルヌスに捧げる
4. アゴシアン：ピアノ三重奏曲『コミタスへのオマージュ』 (2017)

　トリオ・エテルヌス
　　アレクサンダー・スチュワート（ヴァイオリン）
　　ヴァルーヤン・バルティキアン（チェロ）
　　ジョアン・パウロ・サントス（ピアノ）

　録音時期：2019年7月27-31日
　録音場所：Calouste Gulbenkian Foundation, Lisbon
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）
　世界初録音（2-4）