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秘密

P・D・ジェームズ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150018337
ISBN 10 : 4150018332
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ローダは顔の傷痕を消すため、形成外科医の所有する荘園に滞在して手術を受けることに。そして手術の翌朝、ローダは扼殺死体となっていた。事件の影には様々な秘密が。シリーズが、ついに重要な節目を迎える話題作。

【著者紹介】
P・D・ジェイムズ : 英国とか現代というカテゴリーのみならず、いまやミステリというジャンルそのものを代表する作家のひとり。衰えを見せぬその筆力に多くの賛辞が寄せられている

青木久恵 : 1966年早稲田大学文学部英文科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 星落秋風五丈原

    ジャーナリストのローダが長年放置してきた顔の傷痕を消す決意をしたのは、母親の再婚がきっかけだったのかもしれない。高名な形成外科医を訪ねた彼女は、医師の所有する荘園に滞在して手術を受けることになる。ローダはベッドで扼殺死体となっていた。ダルグリッシュ率いる特捜チームが現場に急行するアダム・ダルグリッシュ警視長が遂に恋人エマと結婚式を挙げる。恋人や家族であるより、同僚でいることで良しとするケイト。頭の中でこれだけ理屈っぽく考えないと心は納得できなかったのだ。ダルグリッシュとの時間を慈しむケイトにきゅんきゅん。

  • 紅はこべ

    原題はThe Private Patient。健保ではない自費患者、つまり金持ちセレブかんじゃ。相変わらず殺人に至るまでの被害者や容疑者候補達の人物像が丹念に描き込まれている。ダルグリッシュものは、捜査が進むにつれ、被害者の人間像がくっきり浮かび上がるというイメージだが、本作ではある意味曲解されたまま終わっている。シリル・ヘアーの『いつ死んだのか』が鍵。この本の前に読んでおいてよかった。

  • ケイジ

    なかなかの長編でしたが短時間で読了。とても楽しめました。初ジェイムズ作品。たくさん丁寧に書き込みなされていて読み応えありました。シリーズを追っていきたいです。

  • kyoko

    誰が嘘をつき、誰が秘密を持っているのか。というミステリー部分と、いかにも英国的「荘園」の描写。そしてダルグリッシュとエマは無事結婚できるのか、そしてケイトは自分自身に折り合いをつけられるのか、という興味で読んでしまって、謎解き部分はもうどうでもいいという境地に。どんでん返しも何も、そもそも動機は理解不能だしあれで解決?的な。ともかく80代後半でこの小説を書いたP.D.ジェイムズに心から拍手!ダルグリッシュは理想の男性だったんだろうな。

  • アルラ

    いや〜長かった。でも最後まで読ませる実力はさすがP・D・ジェイムズだ。「ダルグリッシュ」ものは初期に読んだ以来で、これだけシリーズとして長く作品を積み重ね、そして愛されてきたのかと思うと感慨深い。90歳を目前に書き上げたとは思えない緻密な設定、イギリスの自然や歴史に対する深い造詣、登場人物の過去や抱える秘密、美味しそうな食事、それぞれ見事にかみあって結末を迎えていく。ただ、やや回りくどいセリフにイラつくことがしばしば。こんな会話してたら疲れるし、胃は痛くなるし。いやいや英国ミステリはこうでなくっちゃ。

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