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コンピュ-タが計算機と呼ばれた時代

C&C振興財団

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784756146779
ISBN 10 : 4756146775
Format
Books
Release Date
December/2005
Japan

Content Description

戦後、コンピュータが世界中で作られた。そして日本だけが生き残った。1950年代の最初期からトランジスタ式コンピュータまでの日本のコンピュータを紹介。若きエンジニアたちの呼吸も伝わる未公開写真多数。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • YO)))

    本邦コンピュータ産業の前史となる国産電子計算機の開発を豊富な写真と共に概観する。 論理素子(0|1のビット情報を保持するためのパーツ)の実装が真空管→トランジスタと移り変わる過渡期において、コイルとコンデンサを用いた「パラメトロン」と呼ばれる日本独自の技術が発達した。

  • 工作魂

    日本におけるコンピューター創世記を、現存しない計算機の貴重なものも含め豊富な写真と共に、さまざまな視点からバランス良く、かつ簡潔にまとめられて非常に優れた本。

  • roughfractus02

    1958年安部公房が見学したのはパラメトロン型電子計算機だったという。彼はこの機械を単なる計算機と捉えず「予言機械」と名付けて『第四間氷期』を書いた。本書はリレー、真空管、パラメトロン、トランジスタと急激に開発の加速する50〜60年代に巨大計算機と呼ばれた機械の歴史を同時代SFアニメのエピソード等も織り交ぜつつ辿る。70年以後IBMに挑む「モスキート」(日本のコンピュータ産業の綽名)が試行錯誤しつつ非同期型やパラメトロン等独自の技術開発した時代を、本書の豊富な図版は未知へ躍動する力として伝えるかのようだ。

  • noritsugu

    国産機の歴史。ある意味楽しそうだなあ。

  • yos

    1950年代から1960年頃にかけてのコンピュータが紹介されている。写真が多く、日本のコンピュータ業界の黎明を支えた数々の名機をビジュアルで見ることができた。各コンピュータについて、その成り立ちや開発陣のエピソードなどが、ちょっとした読み物風に、簡潔に記されている。国産初のコンピュータは、岡崎文次というたった一人の男が作った手作りのコンピュータであった話など、何度読んでもゾクゾクするいい話だ。

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