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リーマンの牢獄

齋藤栄功

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065350362
ISBN 10 : 4065350360
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

■リーマンから371億円を騙し取った男が、懲役14年を経て明かす「マネーゲーム」狂奔のすべて

2008年、全世界で2兆ドルが失われたリーマン・ショック。ウォール街もワシントンも誰一人訴追されなかったが、日本では破局のトリガーを引いた男が、獄中14年、忘却の淵から帰ってきた。

山一證券の自主廃業後、メリルリンチ、三田証券などを経て医療コンサルタント会社「アスクレピオス」を起業した斎藤。大手商社「丸紅」とともに病院再生を手掛けると装って資金を集めたとして詐欺罪で起訴され、2009年9月、懲役15年の実刑判決を受け、そのまま服役した。バブル時代からリーマンショックまで、この目で見つめた「マネーゲーム」の実態を、赤裸々に明かす衝撃の手記!



【著者紹介】
齋藤栄功 : 1962年、長野県生まれ。86年に中央大学法学部卒業後、山一證券入社。同社の自主廃業後は信用組合、外資系証券会社などを経て、医療経営コンサルタント会社・アスクレピオスを創業する。2008年に詐欺とインサイダー取引容疑で逮捕され、懲役15年の実刑判決を受け、22年6月に仮釈放された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パトラッシュ

    金儲けに執着する人の生き方を非難はしないが、金儲け自体が目的と化して手段を選ばなくなると暴走してしまう。実直な証券マンが山一破綻を契機に瞳が銭の色に染まり、詐欺に手を染めるプロセスが生々しい。ついには丸紅を舞台としたコンゲームを仕掛け、海外逃亡まで追い詰められていくのだから。詐欺で得た金を車や愛人に浪費してクロサギにも詐取された挙句、長い懲役刑に服する姿は金に呑まれた小市民の末路か。金はないよりある方がマシだが、身の丈に合わない金は無意味だ。金の使い方を勉強してから金儲けに勤しむわけにはいかないのだから。

  • 岡本 正行

     読み終えて2ヶ月絶つと、詳しい内容は忘れてしまう。本で読んだことと,実際に体験したこと、いろいろあっても、月日が経つと、良かれ悪しかれ,歴史や思い出になってしまう。その瞬間を大事にしたい。元々、証券会社という金融のなかでも、厳しい業界であると思う。人生、楽な方へ走るけれど、その逆を歩んだ人々。面白いかもしれない、危ない、不確定要素がいっぱい、それを選んだ人たち、ある意味、羨ましい。木っ葉公務員で人生を送った人間からは、たいへんな仕事だと思う。公務員もたいへんなんだけど。鉄火場ではない。地道にやればいい

  • ぶ〜よん

    リーマン・ブラザーズ日本法人から約371億円を不正に詐取したアスクレピオス事件について、首謀者の一人とされている齋藤栄功氏本人が書き綴った一冊。一介のサラリーマンが、何故悪事に手を染めることになり、懲役15年の実刑判決を喰らったのか。本人が作り出したアバターに話しかける文体で、詳細に語ってゆく。丸紅元課長の山中氏との出会いから、ゲートキーパーを使った丸紅案件へ。そして、金融版地面師と言えるコンゲームにより、リーマンショックを引き起こす。あの大不況のトリガーに、日本人が関与していたことを初めて知った。

  • kawa

    2000年代初め、丸紅を舞台とする大型詐欺事件「アスクレピオス事件」その犯人として懲役15年服役出所した斎藤栄巧氏が著者。知らなかった事件、氏が隣町出身ということにもびっくり。端緒となった案件は「えっ、これで騙されるの?」的お粗末さだと思うのだが…。金融界の雰囲気がこういうことだったのか、豪華なアクセサリーに目が眩んで脇甘だったのか。その後は自転車操業、直後に破綻した大手投資銀行・リーマンも多大な損害。バブルを経て金融マンとして伸し上がってきた著者の経歴や、金に群がる胡散臭い人々の生態も読みどころ。

  • キタ

    山一證券が潰れた頃、丁度自分が働いてた同じビルに山一證券が入っていて、その後同じ場所はメレルリンチに変わったのを思い出した。その後、今回書かれている事件は全く記憶にない。簡単に言うとポンジスキームを用いて37億円詐欺事件を行なった事件を本人が手記している書。あんまり本人は事件について深層では悪いて思ってない雰囲気が滲み出ている感じがすごくした。クロサキ(仮名)が持ち逃げしたお金のその後とクロサキはどうなったかが気になる。

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