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金子兜太の現在 定住と漂泊

齋藤愼爾

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784394903727
ISBN 10 : 4394903726
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2020
Japan

Content Description

目次 : 作品(金子兜太95歳自選百句/ 『日常』以後百句抄―晩年の生きざま)/ エッセイ(自作ノート)/ インタビュー(私の文学―土から俳句がしみ込んでくる)/ 講演録(生きもの感覚)/ 追悼(原満三寿 金子兜太の戦争―運動体から存在体へ“講演録”/ 黒田杏子 金子兜太さんを悼む ほか)/ 論考(桶谷秀昭 金子兜太の含羞/ 塚本邦雄 二句燦燦 ほか)/ 精選対談集(ひと夜、夏無き、両太ぶし―飯田龍太+金子兜太/ ものと即興とことば―田村隆一+金子兜太 ほか)/ 三か月連続競詠(金子兜太 東国抄/ 正木ゆう子 猟期 天鵞絨 土星)/ 兜太の一句(青木亮人/ 秋尾敏 ほか)/ 中谷寛章 金子兜太論/ 吉本隆明+夏石番矢 俳句表現のアポリア―俳句は言葉の家庭内暴力だ

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • かふ

    金子兜太追悼雑誌のような体裁で、これ一冊で金子兜太のことはかなりわかる。俳句は勿論、批評やら対談もあり、興味がある人には勧められる。金子兜太は社会性俳句など提唱した前衛俳句と言われる人だが、反権力的な俳句を詠む一方、表現形態は定形で、季語も全く使わないというわけではなく、今では伝統俳句の部類になると思う。晩年はアニミズム的傾向が強く、一茶の小動物(虫や子供)好みが下ネタや排泄物好みなのかもしれない。だいたい巨匠になると保守化していくような。晩年は権威的になってしまった。

  • たつのすけ

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