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若いうちに読みたい太宰治

齋藤孝(教育学)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480688132
ISBN 10 : 4480688137
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人の心の痛みに感応し、丁寧に掘り下げていくことで、自意識との葛藤や社会との距離感を豊かに表現した太宰治。本書では、人生の壁に打ち当たった時に読みたい18作品の魅力を、縦横無尽に語り尽くす。

【著者紹介】
齋藤孝 : 1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。専門は、教育学、身体論、コミュニケーション技法。2001年に刊行した『声に出して読みたい日本語』(草思社、毎日出版文化賞特別賞受賞)が話題を呼ぶ。NHK教育テレビ「にほんごであそぼ」の企画・監修も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • harass

    図書館の棚で見つけて借りる。中高生向けの太宰作品の紹介。一般的な太宰治のイメージとは違う作品を取り上げてある。著者は繊細な社会との折り合いなどに悩む若者向けとしての教育効果を狙っているフシがあり、それに、小説を読み慣れてない人向けに書かれていて、自分のような擦れっ枯らしにはくどさを感じたところもあった。各短編の名シーン抜粋などがあり、すっかり忘れてしまっている作品も多く、作品を読み返す気になったのはたしか。

  • 純子

    『走れメロス』の授業前に読み始めた。「素晴らしい日本語のほとばしる言葉の濁流を楽しもう」とのこと。言葉の濁流とは言いえて妙。さすが。文章のリズムを楽しみながら音読をという提案に乗りたいところだが、時間も限られておりままならぬのが残念。いざ読むとなると読めない漢字のオンパレードで、なかなか濁流の勢いにはならなかった。太宰をほとんど読まずにここまできてしまった。若いうちにとはいかなかったがこれからでもいいかな。『女生徒』は先日読んだ北村薫さんのなかに詳しく出ていた。読んでいる子もいて、なんだか嬉しくなる。

  • JUN

    だいたい読んだことのある太宰治の作品であったが、著者はより深い観点から解説を加えてあり、それらの作品を再読してみたいと感じた。特に「新樹の言葉」と「饗応夫人」を再読してみたくなった。

  • そうたそ

    ★★★☆☆ 小中学生向けの太宰治の紹介本。「人間失格」等から抱く陰鬱なイメージが強い太宰治の作品を、異なる視点から紹介しており、太宰治は若い頃にこそ読むべきという著者の考えが明確にあらわれている文章だった。細部を忘れている作品も多いので、また読み返さなきゃなあとつくづく。

  • 太田青磁

    「御伽草子」特に「カチカチ山」の兎がシュールすぎて切なくなりました。「メロス」の勢いとリズム感。「駆け込み訴え」の信仰のかげの苦悩、「貧の意地」の持つプライド。「饗応夫人」のもてなすことでの精神の安定や「眉山」や「ヴィヨンの妻」のおおらかさ救われます。「人間失格」は読めば読むほど心の闇の深さに捉えられてしまいます。原作に帰りつつ、作品間のつながりや太宰のメッセージをかんじなれたらなと思います。

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