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がん患者の集団になにができるか 肺がん罹患経験の社会学

齋藤公子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784768436011
ISBN 10 : 4768436013
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2024
Japan

Content Description

 40代後半でがんに罹患し、胃と脾臓を全摘出、うつや退職、ままならない育児を経験した筆者。肺がん患者集団「グループO」と出会い、頭を殴られるような衝撃を憶える。そこでは、高額薬剤問題に対し「生きる権利」を訴え、海外の最新医療を調べて、患者同士で「知識のやり取り」を行っており、これまでの患者会とは一線を画すものだった。
 本書では、活動に携わる肺がん患者一人ひとりへのライフストーリーインタビューを通して、患者たちが集うことでなにを可能にしたのか、そして、筆者はそれらになぜ衝撃を受けたのか、を明らかにしていく。いのちの刻限に迫られながら生を切り開き、つないでいく人たちの記録。

【著者紹介】
齋藤公子 : 1962年生まれ、埼玉県出身。立教大学文学部英米文学科卒業。ニューヨーク市立大学ハンターカレッジに学士入学し、主専攻・社会学、副専攻・女性学でBachelor of Art取得。複数の出版社に編集者として勤務し、在職中に胃がんに罹患して、がんの患者会活動に参加することになる。2016年に立教大学社会学研究科博士課程前期課程を、2023年に立教大学社会学研究科博士課程後期課程を修了。博士(社会学)。現在は、立教大学社会福祉研究所で事務局兼任の研究員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ちもころ

    まあまあ面白かった。著者のD論に基づいた学術書。胃がんを患った著者が、肺がん患者団体が外向き内向きに様々な提言や活動をされているのに出くわし衝撃を受けた理由を探るというもの。団体のあらましから提言内容、患者の関わりなどを整理して記述してある。私は家族が肺がんだったので非常に興味深く読んだ。でも!個人的衝撃というのが執筆の理由とは!?著者にとってはそこが大事なんだろうけど、こじつけでも理由には客観性がほしい。文系の論文ってそういうもの? 斎藤氏にはお身体お大事に、研究のますますのご発展をお祈り申し上げます。

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