Product Details
ISBN 10 : 4768436013
Content Description
40代後半でがんに罹患し、胃と脾臓を全摘出、うつや退職、ままならない育児を経験した筆者。肺がん患者集団「グループO」と出会い、頭を殴られるような衝撃を憶える。そこでは、高額薬剤問題に対し「生きる権利」を訴え、海外の最新医療を調べて、患者同士で「知識のやり取り」を行っており、これまでの患者会とは一線を画すものだった。
本書では、活動に携わる肺がん患者一人ひとりへのライフストーリーインタビューを通して、患者たちが集うことでなにを可能にしたのか、そして、筆者はそれらになぜ衝撃を受けたのか、を明らかにしていく。いのちの刻限に迫られながら生を切り開き、つないでいく人たちの記録。
【著者紹介】
齋藤公子 : 1962年生まれ、埼玉県出身。立教大学文学部英米文学科卒業。ニューヨーク市立大学ハンターカレッジに学士入学し、主専攻・社会学、副専攻・女性学でBachelor of Art取得。複数の出版社に編集者として勤務し、在職中に胃がんに罹患して、がんの患者会活動に参加することになる。2016年に立教大学社会学研究科博士課程前期課程を、2023年に立教大学社会学研究科博士課程後期課程を修了。博士(社会学)。現在は、立教大学社会福祉研究所で事務局兼任の研究員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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