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ISBN 10 : 4623075826
Content Description
二〇世紀に入りすでに一〇年以上が経過した現在、現代の哲学・思想はどう展開し、何が論点になっているのか。本書では、多様化と分散を続け、不透明さを増しているようにみえる現代の哲学・思想の論点を探るための水先案内人となるべく、現代を代表する哲学者・思想家が共有している根本的な論点を究明し、読者がみずから思考する入口を提供することを目指す。現代の哲学を読み解くための、待望の思想地図。
目次 : 第1部 現代のフランス・イタリア哲学(哲学と“政治”の問い―ラクー=ラバルトとナンシー/ 主観性の生産/別の仕方で思考する試み―フェリックス・ガタリを中心にして/ 生の現象学―ミシェル・アンリ、そして木村敏/ 「寄生者」の思想―ジャック・ラカン/ イタリアの現代哲学―ネグリ、カッチャーリ、アガンベン、エスポジト、ヴァッティモ、エーコ)/ 第2部 現代のドイツ哲学(「実践哲学の復権」の再考―ハーバーマス、ルーマン、ガーダマー/ アレゴリーとメタファー―ベンヤミンとブルーメンベルク/ 批判理論―アドルノ、ホネットそしてフランクフルト学派の新世代たち)/ 第3部 現代のイギリス・アメリカ哲学(日常性への回帰と懐疑論の回帰―スタンリー・カヴェル/ 「芸術」以後―音楽の零度よりジョン・ケージ/ 性/生の可能性を問う政治哲学―ジュディス・バトラーの思想/ ナンセンスとしての倫理―コーラ・ダイアモンドの『論考』解釈/ 分析哲学―現代の言語哲学として)
【著者紹介】
齋藤元紀 : 1968年新潟県生まれ。2002年法政大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士課程修了。博士(哲学)。現在、高千穂大学人間科学部教授
増田靖彦 : 1967年愛知県生まれ。2001年マルク・ブロック大学(現ストラスブール大学)第三課程D.E.A.修了。D.E.A.(哲学)。2008年早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、龍谷大学経営学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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