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めざせ! ムショラン三ツ星 刑務所栄養士、今日も受刑者とクサくないメシ作ります

黒蛹j子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022519061
ISBN 10 : 4022519061
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「刑務所の食事は受刑者が作ってるんだよ」(刑務官)「あのぉ…、誰が調理を教えるのですか」(著者)「そりゃあ、栄養士さんだよ(笑)」(刑務官)いやいや聞いてないし、笑いごとじゃなくない?ここって男子刑務所だよね。怖い人が包丁持ってたら、さらに怖いんですけど…。何も知らず刑務所の炊場に飛び込んだ栄養士と、料理初心者の男子受刑者たちの給食作り奮闘記!

目次 : 第1章 みりんもバナナの皮もアルミ包装もNG!(日本一小さな男子刑務所に就職/ 何十年ぶり。女性刑務所栄養士 ほか)/ 第2章 「みょうがはどこまでむくんですか?」(なんで煮魚に片栗粉を使うの?/ 大ブーイング!牛丼が牛肉コロッケに ほか)/ 第3章 全国刑務所人気ナンバーワン!「どんぶりぜんざい」(不動のセンター「どんぶりぜんざい」/ 生徒も受刑者も大好き「いかフライレモン風味」 ほか)/ 第4章 「愛情の安売りはよくないですよ」とたしなめられて(ゼロか百かの「竹ちゃん」/ 容器ひび割れ事件、宇井君の無罪確定 ほか)

【著者紹介】
黒〓桂子 : 1969年、愛知県岡崎市生まれ。管理栄養士(法務技官・岡崎医療刑務所勤務)。椙山女学園大学家政学部(現生活科学部)卒業。老人施設や病院勤務を経て、病気の予防に興味をもつ。出産育児を機に料理教室や講演等の食育活動をスタート。10年間開催した「男の料理教室」ではのべ1000人の高齢男性に指導。初心者男性が料理を覚えて家族に喜ばれることにやりがいを感じる。2012年、刑務所の管理栄養士採用試験では30倍の狭き門を突破し、採用される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kinkin

    医療刑務所で栄養士として働く著者。受刑者が食事を作るための指導や献立の他経験を元に書かれている。刑務所で食事が一日で一番楽しみだと他の本で読んだことがある。変化に乏しい刑務所生活の中で唯一毎日変化のあるから。刑務所も時代とともに変化しているようで、受刑者を「さん」づけで呼ぶようになってきたという。税金を使って罪を犯した人にイイ食事を食べされるなんてという声があると思う。しかし「さん」づけで呼ぶことのように食事に人の温かみも必要ではないかと感じた。ちょっとしたことで累犯者が減ってゆけるといいなあ。

  • R

    刑務所に務める栄養士が見た刑務所内をつづった本。当然、出てくるのは受刑者なのであるが、その罪をという部分ではなく、人間そのものと刑務所という空間でどのように生活がなされているかのレポートのようでもあり、大変興味深い文章だった。刑務所では受刑者たちで食事を作っているそうで、その指導であったり、メニューを考えたりという仕事をしているのだが、悪ガキの多い学校のような雰囲気すらある内容と、規律の厳しさ、食材を平等に分けるという重責の話が大変面白かった。更生について、少しばかり考える機会となる一冊だと思う。

  • ナミのママ

    未知の世界をワクワクしながら読んだ。刑務所の食事ってどうなっているんだろう?著者は他の職場も経験したベテラン、2012年から男性刑務所専属管理栄養士となった。料理酒やみりんが使えない制約、個数グラム等全て平等が基本、1人1日520円の予算、その中で日々奮闘している。何よりも料理を作るのは男性受刑者。「玉ねぎはみじん切りにしましょう」の指示に「玉ねぎの皮はむくんですか」そんな感じで爆笑に次ぐ爆笑。でもなんだか可愛い。レシピも少数掲載の本書、知ってもらう啓蒙の意味でも意味あるエッセイ。

  • J D

     刑務所で働く管理栄養士の奮闘と受刑者への思いや関わりを描いた作品。普段は、覗けない刑務所の台所をユーモラスに語られ、引き込まれる。「湯気のたつ食事を食べたい」という受刑者の言葉が印象に残った。温食給与に努めながらもやはり限界はあるのだろう。刑務所にいるんだから食べられるだけでも感謝しろという時代ではない。読む人の立場で感想も読後感も大きく異なるだろう。ぜひ、多くの人に読んで欲しいと思った。なかなか、レアな作品だと思います。

  • けんとまん1007

    確かに、知らない世界。毎日の給食を、受刑者の人たちが作っているということ、管理栄養士さんがいるということ。確かに、食事すること、栄養価を考えた献立であることは、何よりも命を、そして、心を養う根源である。食事だけでなく、ものを作ること自体の意味は、大きなものがあると思う。それが、食であれば、尚更のことではないだろうか。大きな制限の中(ルール、予算面など)で、絶えず、工夫しながら取り組んでいらっしゃ姿が素晴らしい。炊事担当の受刑者も含め、時に、生徒・こどものように思われるのは、何となく頷けるし、微笑ましい。

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