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レコンキスタの実像 -中世後期カスティーリャ・グラナダ間における戦争と平和

黒田祐我

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784887084285
ISBN 10 : 4887084285
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2016
Japan

Content Description

目次 : 序論 「レコンキスタ」の歴史と「境域」史―中世スペイン史研究の回顧と中世後期「境域」研究への視座(「レコンキスタ」の歴史解釈/ 「レコンキスタ」理念の実態と「境域」研究)/ 第1部 中世後期におけるカスティーリャ王国・グラナダ王国間関係(一二四六〜一四九二)―「戦争と平和」という観点から(戦争期間と和平期間/ 対グラナダ戦争の特質/ 王国間九戦協定/ 王国間九戦協定の締結状況と時代的変遷/ 王国間九戦協定と「境域」の接合点―「外交」使節)/ 第2部 「境域」における「戦争と平和」―カスティーリャ=グラナダ「境域」社会の複合性(地域史としての「境域」社会史の成立/ 戦争を軸とする「境域」の相貌/ 和平を希求する「境域」の相貌)/ 第3部 細分化される「境域」―最前線に居住する人々の振舞(和戦を個別に展開する「境域」/ 和戦を個別に担う「境域西方部域」―一五世紀後半を中心として/ 和戦を個別に担う「境域中央部域」―一五世紀後半を中心として/ 和戦を個別に担う「境域東方部域」―一五世紀後半を中心として/ 和戦を慣習化する「境域」/ 生存を旨とする「境域」)/ 終章 「レコンキスタ」の完遂へ向けて―対異教徒認識の変遷と「中心」の決断/ 結論

【著者紹介】
黒田祐我 : 1980年、富山県小矢部市生まれ。博士(文学、早稲田大学)。専門は中世スペイン史・西地中海交流史。サラマンカ大学(2005〜2006年)、セビーリャ大学(2007〜2010年)への留学の後、早稲田大学文学学術院助手(2010〜2012年)、日本学術振興会特別研究員(PD)(2012〜2014年)を経て、2015年10月より、信州大学学術研究院人文科学系准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 人生ゴルディアス

    「ファンタジーの書き手のよくある誤解に、辺境伯は辺境だから任命は左遷、というのがあるが敵国と接した場所に信用ならない奴置くわけないだろ」という指摘をたまに見かけるが、やっぱり信用ならなくない? 現地のルールに従って中央の休戦無視したり開戦の際は事前に連絡するよと敵側と取り決めたり、禁輸措置とられた軍事物資普通に輸出してたり。クロアチアの軍政国境も出世と利権がなければ前線に出ないようなイメージだったし。スペインはほぼ未履修だったけど、グラナダ、カスティリヤ、アラゴンのイメージが掴めた。良い本でした

  • 鏡裕之

    ほとんどの歴史は、国の中心から、そして国の中心にいる主要人物から記される。地方が、辺境(国境)が記されることはない。だが、歴史は中心だけではなく、辺境でも起きている。そこには中心とは違う、人と人とのぶつかりあいや妥協や交流がある。その辺境の人々の、政治的状況や社会的状況や経済的状況を浮き彫りにした力作。ファンタジーの多くは辺境で始まる。ファンタジーを書く人には必読と言ってもいい一冊だと思う。刀水書房さんは、物書きにとって勉強になる書籍が凄く多いね。

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