Books

豊国祭礼図を読む 角川選書

黒田日出男

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784047035331
ISBN 10 : 4047035335
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

岩佐又兵衛はその祭礼図で何を描いたか。秀吉没後の歴史の謎を解き明かす!

死してすぐに豊国大明神として祀られた豊臣秀吉。その七回忌の臨時祭礼を描いた豊国祭礼図屏風には奇妙な特徴があった。
秀吉没後から大坂夏の陣までの「空白」の歴史を、数種の祭礼図と文献史料から読み解く。


【著者紹介】
黒田日出男 : 1943年生まれ。東京大学名誉教授。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。東京大学史料編纂所に32年間勤務。同教授・同所長・同附属画像史料解析センター長などを経て、群馬県立歴史博物館館長。専門は、日本中世史と絵画史料論・歴史図像学など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • yamahiko

    屏風絵の発注者と絵師の意図に迫るスリリングな謎解き。こんなに沢山の仕掛けがあるとは驚きである。特に岩佐又兵衛については、近くの美術館で特別展示中でもあることから、再度観に行きたい。

  • アメヲトコ

    豊国祭礼図の豊国神社本と徳川美術館本を主として、そこに秘められたメッセージを読み解いていく本。後から冷静になってみるとそこまで言えるかなと思う箇所もなくはないですが、文章が上手いのと、読解案が実に魅力的なのとで、気がつくと黒田節のペースにはまっていきます。

  • おぜ

    以前徳川美術館で豊国祭礼図を見たことを覚えていたので、気になって読んでみた。この本を読んで絵の詳細について知ることができたので、その上でもう一度豊国祭礼図を見てみたくなった。

  • Wataru Hoshii

    黒田日出男さんの新刊。3点の豊国祭礼図屏風に慶長期の政治状況を見出すという内容で、絵画史料論者の面目躍如。慶長期に深い関心を持っている者として興味深く読んだ。豊国神社本と妙法院模本の原本についての推理は「う〜ん、そこまで言えるかな?」という印象だが、徳川美術館本への推理はめちゃくちゃ面白い。これぞダ・ヴィンチ・コードならぬマタベエ・コード。辻惟雄さんをトップに頂く日本美術史業界への、正面きっての挑戦状でもある。この「近世初期風俗画を読む」シリーズ、毎年1冊出していくというのだから恐れ入ります。

  • 駒場

    秀吉没後、徳川の元和偃武がなるまでの政治的緊張を背景に『豊国祭礼図』を読み解く。恥ずかしながらこの本を読むまで絵画史料論という学問分野があることを知らず……。@豊国社の祭礼図の依頼主は淀殿(及び秀頼)であり、慶長10年頃の高台院との緊張関係が醜女の尼僧に表現されている、Aその表現が訂正されたのが妙法院のもの、B依頼主の細かい注文がなかった故に「かぶき者」の喧嘩を大坂の陣に見立てて描いたのが徳川美術館蔵のもの、という話。引用が詳細になされていて丁寧なつくりで、あとは図がカラーだったら良かったのにな……

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items